著者 : 北条新九郎
秘密の恋人関係に絡まる、新たな2つの恋心。 「志郎と最初にエッチするのは私よ!」 少女達が仮面を被り、伴侶となる者以外の異性に素顔を見せずに暮らす孤島「神面島」。 この島で2人の少女、真璃と直と想いを交わした少年・志郎だったが、彼と彼女達は関係をもう一歩進めたいと考えていた。 一方、3人の恋人関係を知らないまま、クラスメイトの少女・大夢は素敵な恋人を手に入れるため、その幼馴染である文は男性への苦手意識を克服するために、志郎との距離を縮めようと動き始めて……? 南の島を舞台に紡がれる少し不思議な恋物語、待望の第2幕!
「あのこと、誰にも話してないでしょうね?」高校生の志郎が父親に連れられ引っ越してきたのは、太平洋に浮かぶ絶海の孤島「神面島」。『未婚の女性は仮面を着けて暮らし、伴侶となる者以外の男性に素顔を見せてはいけない』というしきたりが残るこの島で、志郎はひょんなことから島の当主の孫娘・真璃の素顔を見てしまう。秘密を共有する仲になったことで、真璃との距離を縮めていく志郎。しかし島の外に憧れる少女・直のアプローチによって彼女の素顔も見てしまい、掟破りの三角関係に…!?第9回オーバーラップ文庫大賞“銀賞”受賞の少し不思議な恋物語、スタート!
ダーカス一行の次の目的地は後継問題で二勢力に割れるサラマド公国。片勢力の主導者ライミリアは美貌と指導力を併せ持つシャルナの叔母にあたる人物だった。シャルナは尊敬する叔母にダーカスの雇用を勧めるが、条件が折り合わずダーカスは客として残ることになった。しかしダーカスは存在するだけで周囲に影響を与えてしまう。いつの間にか派閥の駆け引きの中心にいたダーカスはある晩、ライミリアの寝室を訪れ、彼女を抱いた。若いシャルナは烈火の如く怒るが、ダーカスにも意図があったのだ…。