著者 : 十月ユウ
市内では殺傷事件が相次いでいた。警察に協力を求められた十識は、その調査に向かうがーー行ったきり帰って来ない。十識の残した手がかりを頼りに、織華、流香、そして新たなメンバーりらんは救出に向かうもーー!?
市内にある清凛女学院との交流会が迫り、めずらしく十識は“ヤル気”にあふれていた。なにせ交流するのはお嬢様ばかりの“女子校”なのだ。しかし、清凛の生徒会長・真金りらんは、突如行事中止宣言を突きつけるーー
呪われた武具〈カースド・アームズ〉が降り注いだ街・大樹市は、〈生徒会〉の力によって統べられていた。やる気ゼロ〈生徒会長〉紫微羅十識の就任式に突如乱入した御前織華は“監査”と称してこれに干渉し始めーー
「『真祖』はもういない…最後の一人は、ミラルカというわけか。ならば、私は何なのだ!?」尊大で無防備、そして意外と純情な記憶喪失の吸血鬼・ルシュラと、彼女の記憶を取り戻す手伝いをする少年・紅城緋水。自分が何者なのかを知るため、姿を消してしまったルシュラ。代わって緋水の前に現れたのは、かつて紅城と一緒に暮らし、灰となって滅びたはずの吸血鬼・ミラルカだった。ルシュラの出自を知るミラルカの目的は?そして『真祖』の謎が今、明かされるー。学園妖魔ラブコメ&アクション、ここに完結!!
「ケーキが食べ放題だと…?そんな、夢のような場所があるのか…?喩えて言うなら、緋水が私に自ら首筋を曝け出し、血を吸ってくれと懇願するようなものではないか!!」尊大で無防備、そして意外と純情な記憶喪失の吸血鬼・ルシュラと、彼女の記憶を取り戻す手伝いをする少年・紅城緋水。警視庁『捜魔課』のエリート・狩夜えるるの捜査を手伝った緋水は、ひょんなことから幽霊の美少女に取り憑かれてしまう。“吸血鬼”に殺されて幽霊になったという少女のために、犯人を捜すことになったルシュラたちだったが…。夏の海に甦った怪物が、ルシュラたちに襲いかかる!-。
『真理の解』-すべて問いの答えが記されていると噂される謎の書物。しかし、それに触れたものは、膨大な情報量に耐えきれず、ほとんどが死に至ると言われる危険度一級の戒書である。といっても、異界図書館でさえ詳しいデータを持っていなかった。なぜなら、『真理の解』はある特定の時期しか出現しないという特異な書物だからだ。その戒書の回収指令が、副館長の四海統馬と異界特務司書月詠読破に下される。だが、同時に読破の兄で異端作家の述も『真理の解』を求めて動きだしていた。因縁の兄弟が対決するとき、禁断の封印が解かれる!最高潮ビブリオファイル・アクション、第四の書。