著者 : 古橋秀之
「私、爆弾なんです」ある日、空から降ってきたのは、高校時代に気になっていたクラスの女の子とそっくりな自称“新型爆弾”で…。映像化もされた表題作をはじめ、「記憶が退行する風邪に罹った幼なじみ」「蘇った死者」「図書館に棲む小さな神様」などなど、“すこしフシギな女の子”と“フツーの男の子”のボーイ・ミーツ・ガール短編集。奇才・古橋秀之がおくる不朽の名作が、書き下ろし短編を加え、10年以上の時を超えて復刊!
千年にわたり永遠の雪原をただ歩き続ける異形の巨人ミール。人間の世界のすべては、巨人の背の上に作り上げられた都市だった。ミールとはなんなのか、どこへ向かうのか、知る者はいない。ミールの研究を続ける“変人教授”ディエーニンの助手オーリャは、ミールの外ーすなわち人の住めぬ雪原でひとりの少女を拾う。「外」からやってきた彼女との出会いは、終末へと向かう世界に何をもたらすのか。そして巨人の歩みの果てに待つ光景とは…。ファンタジー史に残る傑作、著者全面加筆のうえ復刊!
世界で一番強い妹は誰だ!!人類永遠の疑問に決着をつけるべく始まった「S-1ワールド・グランプリ」も、ついに決勝トーナメントに突入!ヨガ妹、戦車妹、騎士妹など、8組の超妹たちの中で、我らが日本代表・ソラとサトルの命運は風前の灯か!?ラブリー&キュートな妹たちは、組織の思惑を超えて、ただ兄のために頂点を目指す!!そして、ついに復活!?“超古代妹”!!鬼才・古橋秀之の燃え燃えバトル妹ストーリー、ここに完結。
天呼ぶ地呼ぶ兄が呼ぶ、あれはぼくらの妹だ!!操縦者の妹を無敵の超人に変える“妹コントローラー”を手にしたサトルとソラの烏山兄妹は、秘密結社“プリオン”と特務機関“COMP”の、世界の命運を賭けた妹戦争に否応なく巻き込まれていく…!ドリル、触手、ミサイルなど恐るべきチャームポイントを備えた超妹たちの挑戦!たたかえ負けるな妹よ!!ファミ通文庫初登場、奇才・古橋秀之の燃え燃えバトル妹ストーリー第一弾、ここに発進。
「人間じゃなくて“爆弾”?」「はい、そうです。最新型ですよ〜」。ある日、空から落ちてきた50ギガトンの“爆弾”は、なぜかむかし好きだった女の子に似ていて、しかも胸にはタイマーがコチコチと音を立てていてー「都心に投下された新型爆弾とのデート」を描く表題作をはじめ、「くしゃみをするたびに記憶が退行する奇病」「毎夜たずねてくる死んだガールフレンド」「図書館に住む小さな神様」「肉体のないクラスメイト」などなど、奇才・古橋秀之が贈る、温かくておかしくてちょっとフシギな七つのボーイ・ミーツ・ガール。『電気hp』に好評掲載された短編に、書き下ろしを加えて文庫化。
おのが観察する事象の成り立ちやその行方を、万象を司る五元素の運行になぞらえて見切る技、五行算法の使い手ー趙五行。趙に率いられた達人たちに囲まれて育った燕児は、ある日、運命的な出会いを果たす。その相手とは、違い昔に滅びし神々-“震人”に関わる者だった!運命の少女と少年は出会い、そして歯車は動き始める…!“勁力”と呼ばれる超常の力、鍛えぬかれた身体、恐るべき武器の数々-全てが渾然一体となったとき、ひとつの世界が現出する…!!鬼才が描く超絶武術ファンタジー、登場。
殿下の服を買いに行こう、ということでデパートに現れた龍守家のご一行。もちろんただですむわけが無く襲ってきたのは殿下曰く“不届きなじどうはんばいきじゃ”。実際には自衛隊の誇る00式装甲戦闘服で、“エイリアン”VS自衛隊の格闘戦が地上で大勃発し…。一方、宇宙空間では謎の航行体が20光速で地球めがけて突き進んでいた。このままでは地球に激突することが予想され、「突撃丸」の面々は、地球人類を救うためCプラス砲撃を行うことを決断したのだが…!鬼才・古橋秀之が贈るお茶の間スペオペ第3弾、登場。
「キーパー」から暫定的に駆除処理を保留された地球人類は一安心。もっともグロウダイン帝国の鉄拳皇女に銀河連邦大尉、さらに「リヴァイアサン」まで一緒に住むことになったタツモリ家では騒動が絶えない。今日も、部屋の中に引かれた「国境」を巡り代理戦争が行われているのだが…。グロウダイン帝国突撃艦の超個性的な面々に、歩行兵器を有する自衛隊まで登場して、とっても目が離せないお茶の間スペースオペラシリーズ第2弾!鬼才・古橋秀之はいま燃えています。
しっかりものの妹とふたりで暮らすごく平凡な(?)高校生、龍守忠介。ある日、彼は犬の散歩中、いつもの癖でなんだかふわふわした見たことない生き物を拾ってきた。実はその生き物の正体は超生命と呼ぶべき“リヴァイアサン”で、そんなこんなで銀河規模の大騒動に巻き込まれた忠介は…。“鉄拳皇女”の異名を持つグロウダイン帝国皇女バルシシア、銀河連邦特務監査官カーツ大尉、そしてどう見ても三歳ぐらいの女の子にしか見えない“ミュウミュウ”こと“リヴァイアサン”、そして“ブラコン?”龍守陽子と、古橋秀之キャラが大爆発!SFホームコメディ登場。
積層都市「ケイオス・ヘキサ」の北東に「百手巨人」が出現。帰依に失敗した機甲折伏隊は壊滅。事態を重く見た市政当局は「アザナエル」の投入及び、『プロジェクト・トリニティ』の始動を決定した。その要となる最凶最悪の悪霊スレイマンは現在、幾重もの精神拘束を掛けられ、黒革のコート、黒いブーツ、黒い制帽の正面に、目をかたどった徽章、右前腕部に細身の黒い呪力増幅杖を固定され、あの積層都市の守護者ー“ブラックロッド”として稼働していた…。『ブラックロッド』シリーズ三部作、堂々完結。
俺、増田研二。略してスダケン。高校二年生。でもって、ゲームメーカーSEPCOMのバクチェッカーだ。ある日、いつものように、ゲーセンで『アルティメイトソリッド』の対戦をしていた俺は、前日に自機に組み込んだ「乳揺らし」モジュールが原因で惨敗を喫してしまう。そりゃあ、誰が悪いというならば、要らん色気を出した俺が悪い。だがそれはそれ、この恨みはらさでおくべきか!!-なんつってな。第2回電撃ゲーム小説大賞で「大賞」を受賞した古橋秀之が贈る格闘ゲーム小説。
ブラックロッドー公安局・魔導特捜官。精神拘束により全ての感情を封印した彼に表情はない。まるで死人の顔。ヴァージニア9-降魔局・妖術技官。黄色い外套をはおった少女。だが、侮る事は禁物だ。彼女は魔女の分身なのだから。ビリー・ロンー探偵業をなりわいとする気さくな青年。人なつっこい笑顔には、だが“牙”がある。ゼン・ランドーー3つの都市を奈落堕ちさせた隻眼の男。その正体は人か魔か…。第2回電撃ゲーム小説大賞で「大賞」を受賞した異色作。異形の町ケイオス・ヘキサが今、文庫に出現する。