著者 : 只木ミロ
数年ぶりに会うことになった“ミッチ”こと千夜と文人。文人は成長した幼馴染みとの再会に胸が高鳴り、気持ちを再確認する。一方、千夜は黒髪ウィッグで会いに行き、“久住千夜”の正体を隠し通せた…が、本当の自分を秘密にすることで、二人にすれ違いが生まれてしまいーそんな中、もうひとりの“ミッチ”である満も文人に迫っていく。「キミの恋人が無理ならば愛人で手を打とう」「求愛行動だよ?」「ボクと結婚したくなったかい?」文人は果たして“ミッチ”の正体に気が付けるのか!?画面の向こうのあの子は一体誰?ポンコツ同士の青春ラブコメディ、第二弾!
リモート授業になったクラスでいつしか始まった匿名チャット。名前を明かすのはタブーな秘密の場で、今日も“読み専”こと文人は“ミッチ”に翻弄されていた。「私が卒業させてあげよっか?」「好きになっちゃだめだよ?」「期待しちゃったでしょ」そうやっていつも文人をからかう“ミッチ”の正体は、文人に恋する幼馴染みの千夜だった。昔にフラれたと勘違いした千夜は別人を装いアプローチをするが、文人に想いはなかなか伝わらない。一方そんな二人のすれ違いを知った。もうひとりの“ミッチ”が…。画面の向こうのあの子は一体誰?ポンコツ同士の青春ラブコメディ!
令嬢リーゼロッテとともに、裏社会のオークションに参加することになった悪魔使いのヴィクト。しかし探し求める「赤の書」の競りが始まる前に、邪教の残党による妨害で、またも会場は戦場と化してしまった。「赤の書」そしてそこに使われた「吸血鬼の血」を求めて、数多の思惑が交錯する。「自分の設定は守っていこうな?」「すげえですわ…」最強最悪の、呪いを司る少女を救うことは悪魔でさえもできない。しかし無才の少女は歩みを止めない。それが貴族的使命であるからー。
超豪華飛空船ヴィクトリア号で発生した爆弾テロ。ある目的で船に乗り込んだお人好しの小説家・ヴィクトは、貴族的使命に異常にこだわる令嬢・リーゼロッテと出会い、乗客を救うために奔走することになる。船に乗り合わせたのは、一言で身体の自由を奪う天才幼女催眠術師、臆病な最老の殺し屋、自爆を繰り返すテロリスト、あらゆる幸運を労せず手に入れる男、そしてー悪魔。「わたくしのノブ・オブをご覧に入れますわぁー!」「とうとう略しだしたよ…」非日常の跋扈する船内、ヴィクトは少女を救い、目的を果たせるのか。第10回GA文庫大賞・優秀賞受賞の群像・狂想曲、ここに開幕ー