著者 : 和尚
二番目な僕と一番の彼女(1)二番目な僕と一番の彼女(1)
誰とでも気軽に話せて絶大な人気を誇る美少女・南野千夏。 彼女と知り合った高校一年の秋から、同姓同名のイケメンの陰で同級生から“二番”と呼ばれている僕の生活は変わり始めた。 「“二番”なんかじゃないし。……うちが初めてキスしたいって思うんだから」 南野とは学校以外でも会うようになった。 放課後はストリートバスケに一緒に行って、一緒にご飯を作って、二人だけの秘密を話して、触れあって。 独りでいいはずだったのに、彼女は僕を認めて、あいしてくれる。 だから僕も、それを返したいって思うんだ。 当たり前の願いが当たり前に尊いと気付く、青春恋愛小説。
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