著者 : 和遥キナ
学期末テストが終わり、学園祭の準備に追われる千秋那智と片瀬司。そんな中、二人の前に卯月学園中等部に通う宇佐美奈津が現れ、那智くんを「お兄様」と呼んで懐いてしまう。さらに那智くんは彼女の強引さに負けて学園祭を一緒に見て回ることに。ヤキモチ焼きな司先輩は、宇佐美の強引なやり方に我慢できず、ついに那智くんと恋人関係であることを公言するのだが…。ヤキモチ焼きな司先輩と振り回される那智くんの大人気ラブコメ&スクールライフ、堂々完結。
それは、現代から400年ほど前の話。人里離れた鬱蒼とした森の中に、魔術師と呼ばれる人たちが暮らしていた。彼らは信頼できる近くの村に魔術の恩恵を授け、その対価として作物などを貰い、助け合って生きていた。そこで暮らす魔術師の中に、アオイとイリアスという二人の魔女がいた。アオイは未来の天候を占い、イリアスは舞いで作物に祝福の魔法をかけることが仕事だ。二人は親友同士、森の中で穏やかに暮らしていたのだが、ある日、魔女狩りの手がすぐそこまで迫っているという話を聞きー。
「私は死神。あと七日で死ぬことを君に伝えに来たのー」塾の帰り道の交差点で出会った、僕にしか見えない彼女は、死を告げに来た死神だった。頑張ったところで意味なんてない。尊敬する兄の死後、僕は生きる価値を見いだせないでいた。それがあと七日だと聞かされたからって、どうだというのだ。そんな僕を哀れんだのか、彼女は一緒にとびっきりの七日間を過ごそうと提案してきてー。生きることに執着しない僕と、生きて欲しいと願う死神が過ごした、切なくも美しい七日間の物語。
学園一の美少女と噂される先輩片瀬司と恋人関係になった千秋那智。二人の恋は周りには公言できない関係のため、こっそり放課後にデートしたり、授業を抜け出して屋上で一緒に過ごしたりと楽しい時間を共有していた。そんな中、二人の元に三年生で風紀委員の飛鳥井明日香が現れ、「千秋君に興味がある」と告げられてしまう!果たして、那智くんはヤキモチ焼きの司先輩との関係を守ることができるのか!?大人気ラブコメ&スクールライフ、第二弾登場!
ティフィーはコスタスとソフィの娘、初等部6年生。彼女にはユキとカスミという親友がいた。ユキは互いの両親が中等部時代からの友人同士という幼馴染、カスミは初等部の低学年からの同級生。三人は変わり者の友達同士、和気あいあいと学校生活を過ごしていた。そしてティフィーにはライバルがいた。同じピアノ教室に通うトゥーリという少女。彼女は数々のピアノコンクールで優勝している努力家、ピアノ教室の優等生であった。2人は切磋琢磨し合う、よきライバル関係であった。しかしある日、ティフィーは祖母からピアノをやめるように言われてしまう…。
僕こと千秋那智の通う聖嶺学園高校には、学園一の美少女と噂される先輩ー片瀬司がいる。そんな学園のアイドルと、ある事件をきっかけに知り合った僕だったけど…それからふたりの距離はなぜか急接近!?からかわれているのかと訝しむ僕をよそに、先輩はいつも可愛く、そして楽しそうでー。憧れの先輩に振り回されっぱなしの那智くんと、実はもの凄くヤキモチ焼きの司先輩、そんな二人が繰り広げるラブコメ&スクールライフ、はじまります。
アーニャは成績はトップクラスで学校中の注目の的であり、将来有望な少女である。しかし彼女にはどうしても敵わないライバルがいた。幼馴染のジーク。彼とアーニャは7歳のときの学習塾からの付き合いだった。冬の寒い日に入塾してきたジークをアーニャは冷たくあしらうが、テストで自分より良い点数を取られ、懐しがって大声をあげる。それからというもの、アーニャはジークに何度も勝負を挑むようになる。待ち伏せをしたり、追い回したり、睨んだり、からかったり、宣戦布告したり。そうやって彼女と彼は長い時間を一緒に過ごすようになるのだが…。
高校三年の夏、常磐茉莉は消失した。生まれてはじめて、好きになった女の子だった。そんなつらい現実を受け入れられないまま二十歳の誕生日を迎えた日、なぜか二年前の春に時間がもどっていた。当たり前に彼女と会える幸せをかみ締めながら、デート、告白と、一度目とは確実に違う日々を送るのだが…。タイムリミットは夏。なぜ彼女は消えたのか、予感していたのか。僕はもう二度と彼女を失いたくないんだー。時を越えた二人の奇跡のラブストーリー。
雨宿りのなか、突然の由梨子からのキス。幼い頃より長い時間を過ごしてきた彼女から、異性としての気持ちを突きつけられた健一だが、ともに暮らし始めてわずか二カ月の里奈への感情も混じり合い、由梨子に返事をすることができないままでいた。夏、秋と、これまでとは違う里奈のいる季節を経て、子供の頃とは確実に変わった自分、そして周囲との関係を受け入れていく、健一の選ぶ答えとはー。多感に揺らめく十七歳を映し出す、恋愛ストーリー第二巻。
母と二人で暮らす家で、遠い親戚の女子、和泉里奈と同居することになった坂本健一。里奈の控えめな性格や気遣い、女子校育ちの無防備さは、他人との距離に悩む健一に、初めて思春期の性を意識させる。同じ十七歳の女子と一つ屋根の下で生活していることを友人達にも隠そうとしていた健一だが、幼い頃からの腐れ縁、森由梨子に知られてしまい、彼女との距離感にも微かな変化がもたらされることにー。多感に揺らめく十七歳を映し出す、恋愛ストーリー。