著者 : 四季童子
オリトルでの騒動の後、小さな仕事をこなしてきた傭兵団が訪れたのは、大陸最大の宗教組織『神殿』の総本山がある国、フルムガルド。「神座の里」出身だと思われているシュリにとっては近寄りたくない国だが、補給と休息のために一時的に立ち寄ることになった。シュリはこっそりと屋台料理を満喫したり、見かけた調味料で料理を作ったりと意外にも平和に過ごす。しかし、滞在先の宿屋に「神殿騎士」が押しかけてきて、ガングレイブとクウガが連行されてしまう。シュリたちは二人を取り返すため、神殿の上層部と繋がりを持つという花街へと、命を懸けた交渉に向かうのだがー。アヒージョ、スムージー、グラーシュ…波乱万丈のグルメファンタジー第6弾!
オリトルの国の戦に呼ばれたシュリたちは、魔剣騎士団と呼ばれる軍隊を目にする。魔力で身体能力を強化し、戦場を縦横無尽に駆け巡り敵を屠る一騎当千の猛者たち。幼い頃から魔剣騎士団の武勇に憧れていたクウガは彼らの活躍を目にすることで、さらに敵愾心を募らせていく。折しも時期は、オリトルの国の祭りの前だった。戦が終わったあと、休息を取っていたシュリは、テグとオルトロスから誘いを受ける。傭兵団もオリトルの菓子屋台祭りに参加するから、是非とも商品となる菓子を作って欲しいと。果たしてシュリはどんな菓子を作るのかー。
ロクサーヌに因縁をつけてきた女性とその親族を決闘で返り討ちにしたミチオたち。その決闘がハルツ公爵領騎士団長のゴスター立ち会いの下で行われたため、ミチオはハルツ公爵に正体を知られてしまうのを恐れることになる。一方で、決闘に敗れ有力な戦士を失った親族一家から流出した装備品を手に入れるなど、ミチオたちはパーティーの装備を拡充していった。寝室用のエプロンも作らせたが、手持ちの金は減ってしまい、ミチオは近づくオークションに向けて迷宮探索を金策重視に振り替える。そして、万全の態勢でオークションに臨んだミチオは、新たな性奴隷を落札するー。