著者 : 四季童子
激化する戦いに備えて神官や巫女のジョブを取得した道夫と4人の奴隷たち。迷宮ではロクサーヌの無茶ぶりもあって、神官や巫女のジョブも駆使してより上の階層へと登っていく。ますます敵は強い相手ばかりだったが、比例するように、道夫も順調にレベルを上げていき、ついには冒険者のジョブを獲得した。ハルツ侯爵に対する隠し事が一つ減ったと、以前から誘われていた公爵のところへ出向く。要件は会食への誘いだった。承諾しボーデの城で会食をすると、帝国解放会なる団体への入会を持ちかけてくる公爵。迷宮で戦う以上入っておいて損はないと、道夫は入会試験へと歩を進める。道夫たちは、試験官の前で戦い、またボス戦をクリアすることで、入会に足る実力を見せつけ、無事入会を果たすのだった。
「俺を弟子にしてくれ!」「結婚するならシュリ……」「シュリを引き取る!」その人柄と料理の腕前に、男女問わず、身分関係なく引く手数多の傭兵団の料理番・シュリ。その魅力の魔力は、ついには国家間の争奪戦を引き起こす事態に。ニュービストのテビス姫、アズマ連邦のトゥリヌ、オリトルのミトス、アルトゥーリアのフルブニルーー。四か国の王族が集まったシュリを賭けた綱引きの行方は?一方、剣鬼クウガの耳には、穏やかではない情報が入る。「異形の怪物」「賢人魔法」……心ザワつくワードの意味とは?そして、今、戦乱の世が大きく動き出そうとしていたーー。
アルトゥーリアで革命軍に加担し、革命を成功に導いたガングレイブ傭兵団。新たにスーニティ国で仕事を請け負って勝利し、その地で領地をもらって仕官できることになったと団長から聞かされ、団員たちは喜びに沸く。ただ、その裏にはスーニティ国内の抗争が絡んでいるとガングレイブから聞かされ、歓喜の様相は一変する。内政を司る長男エクレス。軍事を司る次男ギングス。後継者候補二人の派閥争いを承知した上で、仕官話を受けることにした傭兵団。戦勝祝いの宴で、シュリは目玉となる料理を作るようにエクレスから命じられるのだがーー。
五人パーティーになり探索がかなり捗るようになったミチオたちはドロップ品を集めて生活の基盤を整えながら、順調に階層の攻略を進めていった。魚好きのミリアのために、レアドロップのツナを求めてボス戦の周回をしたり。または男の欲望を叶えるために、オイルをひたすら集めまわったり。先に進んで戦いたがるロクサーヌに引きずられつつも、ほどよく刺激的な戦闘はまんざらでもなく、ミチオは美女たちとの甘いハーレム生活を送っていくーー。
アルトゥーリア城に囚われたアーリウスを助けるため、「傭兵」としてのタブーを破り、革命を起こしたガングレイブ傭兵団。シュリは周囲の惨状を見て、自分がガングレイブを焚きつけたせいだと自責するが、いつまでも足手まといでいられないと、炊き出しをして革命兵の英気を養うことに専念する。リルは盗まれた資料を取り戻すために魔工研究所に向かい、ガングレイブは王城を目指して一直線に突き進む。それぞれが己の役割を果たしていき、遂にガングレイブは遂に王城に辿り着く。しかし、フリュードが待つであろう謁見の間に踏み込むと、そこにはアルトゥーリア王が血まみれで倒れていてーー。
魔晶石の補給のため、雪国アルトゥーリアへと立ち寄ったガングレイブ傭兵団。そこは魔工師の楽園ともいわれるほどに技術が進んだ先進国であり、かつてのリルが研究施設の所属を夢見た場所でもあった。ガングレイブたちが依頼の報告も兼ねてアルトゥーリア城に向かうと、その場にいた第一皇子のフリュードが、アーリウスを自分のモノにすると言い、連れ去っていってしまう。傭兵団は当然アーリウスの奪還のために動き始めるが、周囲は吹雪で悪天候。例え城に侵入してアーリウスを奪還しても、強行突破して逃げるには不利な状況。シュリたちは武力行使ではない方法がないかと、策を練るのだがーー。
竜人族で長身の奴隷ベスタを落札し、ついに美女四人になったハーレムパーティ。大柄な体躯と高い戦闘能力を活かしたベスタの活躍に、迷宮探索もかなり捗るようになった。ミチオたちは新しいジョブを手に入れるために、実験をしながら徐々に深い階層に潜っていく。さらにベスタは夜の生活にも積極的で、ミチオはますます大満足の日々を送ることになる。しかし、ある日いつものように迷宮を探索していると、ロクサーヌが魔物の位置がわからなくなったと戸惑っていてーー。
オリトルでの騒動を終えたシュリ達が次に訪れたのは大陸最大の宗教組織『神殿』が存在する国、フルムガルド。「神座の里」出身だと思われているシュリにとっては近寄りたくない国だが、補給と休息のために一時的に立ち寄ることになった。シュリはこっそりと屋台料理を満喫したり、見かけた調味料で料理を作ったりと意外にも平和に過ごす。しかし、滞在先の宿屋に「神殿騎士」が押しかけてきて、ガングレイブとクウガが連行されてしまう。シュリたちは二人を取り返すため、神殿の上層部がいるという花街へ命を賭けた交渉に向かうのだがーー。
オリトルの国の戦に呼ばれたシュリたちは、魔剣騎士団と呼ばれる軍隊を目にする。魔力で身体能力を強化し、戦場を縦横無尽に駆け巡り敵を屠る一騎当千の猛者たち。幼い頃から魔剣騎士団の武勇に憧れていたクウガは彼らの活躍を目にすることで、さらに敵愾心を募らせていく。折しも時期は、オリトルの国の祭りの前だった。戦が終わったあと、休息を取っていたシュリは、テグとオルトロスから誘いを受ける。傭兵団もオリトルの菓子屋台祭りに参加するから、是非とも商品となる菓子を作って欲しいと。果たしてシュリはどんな菓子を作るのかー。
ロクサーヌに因縁をつけてきた女性の親族を返り討ちにしたミチオたち。返り討ちにしたその決闘がハルツ公爵領騎士団長ゴスター立会いの下で行われたため、ミチオはハルツ公爵からの呼び出しに怯えることになる。一方で、ミチオたちに敗れ有力な戦士を失った親族一家から流出したとおぼしき装備品を手に入れることで、パーティーの装備を拡充していった。同じ時期にエプロンも作らせたが、手持ちのお金は減ってしまったので、ミチオは近づいてきたオークションに向けて迷宮探索を金策重視に振り替える。ハルツ公爵からの呼び出しを無事に切り抜けられたのか?そして、新たな奴隷を落札することにーーーー。
オルカンの駆る〈トゥリヌス〉が放つ未知なる『力場』は、達哉たちの攻撃すべてをねじ曲げるーー自らの幻影に打ち勝たんとする達哉だったが、強大な危機は遙か故郷「東京」に迫っていたーー!!
決戦の地、メリダ島へ乗り込んだ宗介たち。だが次々現れる強力な敵を前に、苦戦を強いられる。一方、別行動をとるマオたちにもピンチが訪れていた。今すべてが終わりへと動き出す……フルメタついにファイナル!
ついに明かされたウィスパードの謎。歪んでしまった時間を元に戻そうとするレナードとかなめ。その行いに単純な善悪論を超えたものを感じ、歯切れの悪い宗介。戸惑いながらもかなめを取り戻す、最後の戦いが始まる!
<アマルガム>への反撃を開始するとともに、秘密裏にとある情報の入手を急ぐテッサ。そこには、世界を変えてしまうほどの秘密が隠されているというが……。しかし、同じ情報をレナードたちも狙っていた!!
仏特殊部隊のレモンとともにアメリカへと逃れた宗介は、元海兵隊の古強者コートニーの協力を得て、かなめの奪還を画策するがーー!? 新型機ARX-8、ついに登場! 今こそ、反撃の狼煙をあげろ!!
宗介は、中東にある辺境の街ナムサクへと飛んだ。そこで彼は、AS同士の闇バトルに出場するチームのオーナー兼メカニックのナミと出会う。こうしてナミたちのチームの操縦士となった宗介は連戦連勝を続けるのだが?
陣代高校では、新生徒会発足のための選挙戦が行われていた。それは林水の卒業を意味した。一抹の寂しさを抱えるかなめ。そんな彼女をレナードはアマルガムへとを誘う。平穏な日常は崩壊へと一歩一歩近づいていく
陣代高校の臨時旅行で聖夜の豪華クルージングに参加したかなめ。あろうことか、その船を宗介たち〈ミスリル〉がシージャック!? 「最悪のバースディだわっ!」憤慨するかなめたちを今度は本物のテロリストが襲うっ