著者 : 四季童子
アルトゥーリア城に囚われたアーリウスを助けるため、「傭兵」としてのタブーを破り、革命を起こしたガングレイブ傭兵団。シュリは周囲の惨状を見て、自分がガングレイブを焚きつけたせいだと自責するが、いつまでも足手まといでいられないと、炊き出しをして革命兵の英気を養うことに専念する。リルは盗まれた資料を取り戻すために魔工研究所に向かい、ガングレイブは王城を目指して一直線に突き進む。それぞれが己の役割を果たしていき、遂にガングレイブは遂に王城に辿り着く。しかし、フリュードが待つであろう謁見の間に踏み込むと、そこにはアルトゥーリア王が血まみれで倒れていてーー。
魔晶石の補給と報酬を受け取るため、絶国アルトゥーリアへと立ち寄ったガングレイブ傭兵団。そこは魔工師の楽園ともいわれるほどに技術が進んだ先進国であり、かつてリルがそこの魔工研究所に所属したいと夢見たほどであった。ガングレイブたちが依頼された仕事の報告も兼ねてアルトゥーリア城を訪れると、その場にいた次期国王となる王子のフリュードが、アーリウスを自分のモノにすると言い、連れ去ってしまう。傭兵団は当然アーリウス奪還のために動き始めるが、周囲は吹雪で悪天候。たとえ城に侵入してアーリウスを奪還しても、強行突破して国を脱出するには不利な状況。シュリたちは武力を行使しない方法がないかと、策を練るのだがー。
竜人族で長身の奴隷ベスタを落札し、ついに美女四人になったハーレムパーティ。大柄な体躯と高い戦闘能力を活かしたベスタの活躍に、迷宮探索もかなり捗るようになった。ミチオたちは新しいジョブを手に入れるために、実験をしながら徐々に深い階層に潜っていく。さらにベスタは夜の生活にも積極的で、ミチオはますます大満足の日々を送ることになる。しかし、ある日いつものように迷宮を探索していると、ロクサーヌが魔物の位置がわからなくなったと戸惑っていてーー。
オリトルでの騒動の後、小さな仕事をこなしてきた傭兵団が訪れたのは、大陸最大の宗教組織『神殿』の総本山がある国、フルムガルド。「神座の里」出身だと思われているシュリにとっては近寄りたくない国だが、補給と休息のために一時的に立ち寄ることになった。シュリはこっそりと屋台料理を満喫したり、見かけた調味料で料理を作ったりと意外にも平和に過ごす。しかし、滞在先の宿屋に「神殿騎士」が押しかけてきて、ガングレイブとクウガが連行されてしまう。シュリたちは二人を取り返すため、神殿の上層部と繋がりを持つという花街へと、命を懸けた交渉に向かうのだがー。アヒージョ、スムージー、グラーシュ…波乱万丈のグルメファンタジー第6弾!
オリトルの国の戦に呼ばれたシュリたちは、魔剣騎士団と呼ばれる軍隊を目にする。魔力で身体能力を強化し、戦場を縦横無尽に駆け巡り敵を屠る一騎当千の猛者たち。幼い頃から魔剣騎士団の武勇に憧れていたクウガは彼らの活躍を目にすることで、さらに敵愾心を募らせていく。折しも時期は、オリトルの国の祭りの前だった。戦が終わったあと、休息を取っていたシュリは、テグとオルトロスから誘いを受ける。傭兵団もオリトルの菓子屋台祭りに参加するから、是非とも商品となる菓子を作って欲しいと。果たしてシュリはどんな菓子を作るのかー。
ロクサーヌに因縁をつけてきた女性とその親族を決闘で返り討ちにしたミチオたち。その決闘がハルツ公爵領騎士団長のゴスター立ち会いの下で行われたため、ミチオはハルツ公爵に正体を知られてしまうのを恐れることになる。一方で、決闘に敗れ有力な戦士を失った親族一家から流出した装備品を手に入れるなど、ミチオたちはパーティーの装備を拡充していった。寝室用のエプロンも作らせたが、手持ちの金は減ってしまい、ミチオは近づくオークションに向けて迷宮探索を金策重視に振り替える。そして、万全の態勢でオークションに臨んだミチオは、新たな性奴隷を落札するー。
決戦の地、メリダ島へ乗り込んだ宗介たち。だが次々現れる強力な敵を前に、苦戦を強いられる。一方、別行動をとるマオたちにもピンチが訪れていた。今すべてが終わりへと動き出す……フルメタついにファイナル!
ついに明かされたウィスパードの謎。歪んでしまった時間を元に戻そうとするレナードとかなめ。その行いに単純な善悪論を超えたものを感じ、歯切れの悪い宗介。戸惑いながらもかなめを取り戻す、最後の戦いが始まる!
<アマルガム>への反撃を開始するとともに、秘密裏にとある情報の入手を急ぐテッサ。そこには、世界を変えてしまうほどの秘密が隠されているというが……。しかし、同じ情報をレナードたちも狙っていた!!
仏特殊部隊のレモンとともにアメリカへと逃れた宗介は、元海兵隊の古強者コートニーの協力を得て、かなめの奪還を画策するがーー!? 新型機ARX-8、ついに登場! 今こそ、反撃の狼煙をあげろ!!
宗介は、中東にある辺境の街ナムサクへと飛んだ。そこで彼は、AS同士の闇バトルに出場するチームのオーナー兼メカニックのナミと出会う。こうしてナミたちのチームの操縦士となった宗介は連戦連勝を続けるのだが?
陣代高校では、新生徒会発足のための選挙戦が行われていた。それは林水の卒業を意味した。一抹の寂しさを抱えるかなめ。そんな彼女をレナードはアマルガムへとを誘う。平穏な日常は崩壊へと一歩一歩近づいていく
陣代高校の臨時旅行で聖夜の豪華クルージングに参加したかなめ。あろうことか、その船を宗介たち〈ミスリル〉がシージャック!? 「最悪のバースディだわっ!」憤慨するかなめたちを今度は本物のテロリストが襲うっ
宗介とかなめ、別離の大ピンチ! 帰還命令を受けて日本を去った宗介に代わり、暗号名〈幽霊〉という第2の護衛が彼女を守ることに。だが、その隙を狙うように、〈アマルガム〉のテロリストが襲いかかった!