著者 : 四辻いそら
不死者の迷宮から魔物が溢れた! スタンピードの報せにアンギラに戻った荒野の守人一行は、冒険者ギルドの指示でそれぞれの部隊に分かれていく。実力を買われた黒須は、タイメンとともに最前線で魔物を食い止める役割を与えられた。不死者には日本刀が効かないと聞き、新たな武器も手に戦地に向かう黒須。死人、骨人、屍人……。月夜の下、初めて見るアンデッドの姿にサムライは血を滾らせてーー!! そして夜明け前、アンギラに戻った黒須は、ルナと名乗る赤目の少女と出会う。 「やっ、約束やで! 絶対守ってな!!」 黒須は少女の命を保証すると誓うが、それが大きなトラブルを呼び込み……。 これは、異世界の常識を気にかけないサムライの血気盛んな冒険譚!
お侍さん、異世界の海を見る!! 傭兵ギルドからの手紙を受け取り、しぶしぶギルド支部へ足を運んだ黒須。彼の戦力を評価したギルドマスターが直々に依頼したのは要人の護衛任務だった。 黒須はパーティーの仲間たちをアンギラに残し、領主の三男レナルドたちと港町ナバルまでの旅程をともにする。 任務を順調に遂行し、護衛仲間とも打ち解けてきたと思われた矢先、あることをきっかけに黒須は同行者たちへ敵意を剥き出しにしてしまう。 「俺を嘗(な)めているのかーー?」 その姿に圧倒される騎士たち。そんな状況で動いたのは護衛対象のレナルドだった。貴族でありながら地面に額をつけ、切実に語りだすその内容は……!? これは、武士道を曲げずに異世界を斬り進むサムライの血気盛んな冒険譚!
チートやスキルがなくても武芸と武士道で斬り進む!!難敵を求めて武者修行の旅に出ていた黒須は、気が付くと未知の土地に足を踏み入れていた。そこが異世界であるという発想にも至らぬまま、黒須は初めて目にする敵たちに心躍らせるー。ちょっとズレてるサムライの血気盛んな冒険譚!!第7回カクヨムWeb小説コンテスト異世界ファンタジー部門特別賞受賞作。