著者 : 基井あゆむ
『孤高の英雄譚』を付け狙う契約者を燻り出すため、囮として龍斗とアイリスは初デートをすることに。しかし妙に気負い立つアイリスは、映画館で居眠りしてしまったりと空回りばかり。そんな中、龍斗達の前に契約者を束ねるディケンズ本人が現れる。桜ヶ丘の街全体を人質に龍斗達を脅迫するディケンズ。だがディケンズの真の狙いは桜ヶ丘図書館の“古典”を奪取することであった。そして“古典”から呼び出された魔姫ヴィオラ・ノヴァーリスは、『孤高の英雄譚』の世界のアイリスの仇敵でー!?ヒロイック・バトルアクション第三弾!それは、もう一つの少女の物語。
登校中の龍斗にぶつかってきた謎の美少女・朝霧時雨。その後も不自然なまでに猛烈なアプローチをかけてくる時雨に対し、龍斗は籠絡寸前に。そんな龍斗に何故かアイリスはご機嫌斜め。一方、エミリは時雨が龍斗の持つ『孤高の英雄譚』を狙う契約者ではないかと疑うが、時雨の身体に刻印は無い。果たして彼女の好意は真意か、欺瞞か…。そしてある時、龍斗は不注意な一言で後輩の由紀を傷つけてしまう。二人の感情がすれ違う中、由紀が左手に刻印を持つ『還流の三叉槍』の契約者に攫われー!?ヒロイックバトルアクション第二弾!少女たちの想いは、月華に揺れる。
幻想戯曲ーそれは魔物と闘う英雄を、この世に存在しない幻獣を、現代の科学では造ることのできない兵器をも召喚できる魔法の本。高校生・石馬龍斗は図書室で「孤高の英雄譚」という自分以外、題名も中のページも読めない不思議な本を見つける。その日の帰り道、凶暴な獣を操る謎の少女に襲われた龍斗。龍斗が危機を救ってくれた少女・エミリの言葉に従い「孤高の英雄譚」を読み上げるとー目の前に現れたのは本の中に登場する美少女騎士・アイリスだった!?ヒロイックバトルアクション開幕。