著者 : 夕仁
あの日私は人ではない“何か”になったー。極貧生活を営む女子高生・漆葉リンカは下校中に遭遇した“空飛ぶペンギン”を追いかけ、スカイツリーに辿り着いた。そこで見たのは“空を泳ぐ魚”の群れ。1匹の魚が体に入り込み、リンカは人を超えた「物質透過」の超能力を得ることに。時を同じくして、東京地方には突如超能力に目覚める者が現れ始め、超能力絡みの事件が次々に起こり!?東京を舞台にサイキックアクションが開幕!!
お互いの想いを伝え合ったはずのミリアムとマコト。しかし、豪華客船でのキス以来、二人の仲はなぜかぎくしゃくしてしまっていた。そんな時ミリアムが、反政府勢力“レヴァンテ”の任務で潜入捜査を行うと言い出す。歩けない彼女を心配したメンバーは反対するが、ミリアムは聞こうとしない。なぜなら潜入先は、彼女の父の会社を廃業に追い込んだ航空機メーカー社長の別邸、『椿の館』だったからだ。しかもその館は、うら若き乙女しか入ることができないという。ミリアムを危険な目に遭わせたくないマコトは、なんとか一緒に任務に就こうとするがー!?少年と少女の恋と冒険の物語、第3弾。
シェンナでの空中戦からしばらく。反政府勢力“レヴァンテ”のエースパイロット・ミリアムと、レヴァンテの雇われカメラマンになったマコトは、豪華客船でひとときの休暇を楽しんでいた。しかしその船に、マコトの婚約者・アンジェラが乗り込んでくる。マコトと親しげな美しい少女の登場に、当然ミリアムは平常心ではいられず…?「アンジェラと申します。マコトさんがいつもお世話になっているようで…」「ミリアムよ。こちらこそマコトがいてくれるおかげですごく助かってる」夏の海、豪華客船を舞台に、マコトを巡る戦いが勃発!?恋と冒険の物語、波乱の第2弾。
大陸の南端に位置するストーリア王国では、反政府勢力“レヴァンテ”が各地で抵抗活動を繰り広げていた。ある日、政府軍とレヴァンテの小競り合いに巻き込まれてしまったカメラマン志望の少年マコト。彼は“赤い亡霊”と怖れられ、出現からわずか一年で空軍機を百以上落としたというレヴァンテのエースパイロットに命を助けられる。しかし驚くべき事に、そのパイロットは、マコトと同じまだ十七歳の美しい少女ミリアムだった。しかもマコトは、彼女の秘密ー怪我で二度と歩けないという事実を知ってしまい!?大空を舞台に、少年と少女の恋と冒険が始まる。