著者 : 夜野いと
夜もすがら青春噺し夜もすがら青春噺し
「千駄ヶ谷くん。私、卒業したら東堂くんと結婚するんです」22歳の誕生日に千駄ヶ谷勝は7年間秘めていた初恋を打ち砕かれてしまった。現実から逃れるようにやけ酒をあおる勝は、「神」を自称する胡散臭い美女の飲み代を肩代わりさせられてしまう。「助けてくれた礼にお前の願いをひとつ、叶えてやろう」美女は大学の4年間をやり直すチャンスをくれるというがー。勇気がなかったばかりに後悔だらけとなった初恋を取り戻すため、長くて不思議な勝の一夜が始まった。
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