著者 : 大江小夜
エストレ-ラの心〈星の雫〉エストレ-ラの心〈星の雫〉
友達と恋人のはざまでゆれるルナの心に、突然、“小さな訪問者”が侵入した。新たな超能力者をむかえたルナたちに、人の心に棲みついた悪の組織が立ちはだかる。心の扉が開かれたとき、夢大陸オーストラリアの空に、深紅の火の粉が舞った。巻末付録・六旬神法の占い方。
水の守護神マ-ル〈海の嘆き〉水の守護神マ-ル〈海の嘆き〉
『ザワリ。空気が動いた。ザワッ、ザワワ。木々の枝葉がゆれて、風をつくりだしている。木立の間をすかし見ると、緑色の雲が舞い降りてきた。緑色に輝く、シジミ蝶の大群だ』少女ルナの月の魔力が、北海道への合宿旅行を境に、パワーアップされた。力を得たルナをささえたのは、ルナの騎士ソルではなく、時の魔術師テラだった。複雑な恋の三角関係がはりめぐらされたとき、ポンポン船のマールに異変がおこった。
時の魔術師テラ〈大地の力〉時の魔術師テラ〈大地の力〉
『スッと、風が凪いだ。チッ、チッ、チ…小鳥の鳴き声が消えた。-時間の動きが止まったのか…』光の色が失われたモノクロームの世界に、月の魔力を宿した少女ルナがまぎれこんだ。そのルナの前に、新たな騎士テラが現れた。〈大地の力〉を借りて時の流れを自由に操る、悪戯好きな『時の魔術師テラ』の出現だ。チャネリング能力を授かった二人が、襲いくる魔の手かに逃れるために、力を合わす。
影の娘ルナ〈月の夢〉影の娘ルナ〈月の夢〉
『月明かりに照らされた、幾千万本ものコスモスの花が、風に揺れて絡みあうように…。幾億もの蛍火が、ひとつところに群がり狂うように、ルナの体を絞めあげていた』そんな不思議なオレンジの光につつまれた日から、セーラー服の少女ルナに月の魔力が宿った。宇宙のパワーを授かったルナの身に、次々とアクシデントが降りそそぐ。アイドル転校生ソルとともに、神秘的な力の謎にせまる、少女ルナの物語。
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