著者 : 大沢在昌
帰去来帰去来
警視庁捜査一課の“お荷物”刑事・志麻由子は、女性ばかりを狙った絞殺鬼を追っていた。犯人は「帰ってきました。ナイトハンター」と声明を出して世間を騒がせていた。ある夜、張り込み捜査中に首を絞められる。気を失う直前、ナイトハンターが耳元で囁き、謎めいたことを言う…。目覚めると、そこは見知らぬ世界で、「光和27年・アジア連邦・日本共和国・東京市」といった。由子は東京市警で異例の出世をしたエリート警視、秘書官だと名乗る男性は、別れたはずの恋人だった。警察内部では憎まれ孤立し、町に出れば犯罪集団から命を狙われた。由子の身に何が起きたのか。ナイトハンターとは誰なのか。この世界にいた本物の由子は、今どこにいるのかー。執筆10年におよんだ大長編!パラレルワールド警察小説。
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