著者 : 奉
“魔都ヘルヘイム”からようやく魔法都市へ帰還したアルスは、世界最強の称号である“魔帝”になるため、その必要条件の一つ“ギルド設立”に乗り出した。その裏ではアルスの力を巡って女王リリスや聖女ユリアを筆頭に、魔法協会・魔族“廃棄番号”・聖法教会など各派閥の有力者たちが化かし合いを演じている。一方、アルスに付き従う元二十四理事・シオンにも思うところがあるようで…。「アルスの“聴覚”は他のギフトと比べてあまりにも奇妙だ」敵味方入り乱れ、様々な思惑が錯綜し、事態は思わぬ展開へー!?世間知らずな世界最強の魔導師がゆく無自覚無双ファンタジー、第6弾!
その無能は強者たちを魅了する! 伝説の怪物“白狼(ルビ:フェンリル)”との闘いに勝利し“魔物行進(ルビ:モンスターパレード)”を鎮圧したアルス一行は魔法都市には帰らず、シギ&レギ姉妹やグリムたちと共に魔都滞在を続けることに。 実はこの措置の裏で糸を引いているのは特記怪物“女王”こと魔王リリス……彼女は配下のセバスに命じて魔人“廃棄番号(ルビ:アンチテーゼ)”を使いアルスの真の実力を測ろうとするのだった。 一方、そんな“女王”側の意図に気づいたユリアはヴェルグに指示を出しアルスを守るため暗躍する! 頭脳戦を繰り広げる周囲のことなどいざ知らず、アルスは今日も“魔帝”を目指して魔物討伐に向かうがーー!? 世間知らずな世界最強の魔導師がゆく無自覚無双ファンタジー、第5巻!
魔王グリムとの死闘を経て束の間の平穏の中、アルスは自らの目標を「魔帝になること」と表明する。そのために必要な手はずを協力して整えるアルスたち一行の裏で“魔王の集い”は粛々と進んでいた…。そんななか高域において“最古の怪物”白狼が出現!それと連動して“魔物行進”が発生。“ヴィルートギルド”の面々はこの侵攻を抑えるべく他ギルドと共同戦線を敷き奮闘する。そして…アルスの実力はついに多くの民が知るところとなる!!規格外の力で伝説を圧倒するアルスを世界は放置するはずもなく…!?世間知らずな世界最強の魔導師がゆく無自覚無双ファンタジー、第4弾!
無能の力が魔法都市に轟く! 魔王グリムの凶刃に倒れるアルスの仲間達。 その光景を目の当たりにしたアルスは、怒りにまかせて戦闘に突入。 圧倒的な力で場を制するも、余力を残したグリムに撤退を許してしまう。 一連の騒動を終結させるべく魔法都市の上層部が下した沙汰は、グリム率いる“マリツィアギルド”とアルスが所属する“ヴィルートギルド”の全面戦争。 戦う者、見守る者、暗躍する者ーー魔導師達の思惑が交錯するなか、アルスの規格外な実力が今、魔法都市に轟き渡る! 世間知らずな世界最強の魔導師がゆく無自覚無双ファンタジー、第3巻!
ーーその無能は魔王すら凌駕する!? 帝国五剣の脅威を退け、魔法都市での生活を軌道に乗せたアルス。 そんな折、依頼(クエスト)の遠征先で記憶を失った魔族の少女シオンと遭遇する。 衰弱したシオンを無害とみなして保護するが、実は彼女は人工的に魔族に造り変えられた元人間で!? アルスは仲間と共に人造魔族の調査を開始。 魔法都市の暗部で非道な人体実験が繰り返されていると突き止める。 しかし敵の背後には“魔王”の影があり……!? 図らずもアルスに訪れた尋常ならざる敵との対峙。 その規格外な力が魔法都市の深き闇を切り裂くーー! 世間知らずな世界最強の魔導師がゆく無自覚無双ファンタジー、第2巻!
帝国貴族の令息アルスは神々からギフト“聴覚”を生まれながらに授かった。そのギフトの効果はただ「耳が良くなる」だけー無能の烙印を押されたアルスは結界で封印された塔に幽閉されてしまい!?しかしアルスは幽閉中、“聴覚”で聴いた魔法詠唱を自身も使えることに気づく。さらに天上に座す神々の詠唱を人並み外れた聴力で盗み、伝説の魔法すら会得。いつの間にか、世界最強の存在になっていた!そして幽閉から十余年、アルスは未だ知り得ぬ魔法を求め、封印を破り外の世界へ旅立つ。ところが世間知らずなアルスは自身の規格外な実力に無自覚でー!?
奥黒比呂はかつてアレーティアという異世界に召喚され、“軍神”として仲間と共に国を救い、周辺諸国を征服することで一大帝国を築きあげた。一度は元の世界に帰還した比呂だったが千年後のアレーティアに舞い戻り、千年前の盟友アルティウスの血と意志を継ぐ皇女リズと運命の出会いを果たす。リズを導く比呂と、彼の背を追い成長を重ねるリズ。仲間達に助けられながら数々の試練を超えたリズは、“無貌王”との決戦でついに比呂と並び立つのだった。一方、千年前より続く比呂の“計画”は最終段階を迎えー。“軍神”と“紅髪皇女”が駆け抜けた新たな、そして最後の『神話伝説』、ついに完結!!
統一王を喪った六ツ国で、ついに対峙するリズと比呂。互いを想いながらも、譲れぬ理想のため剣を交える二人だったが、そこにルシアよりある情報と提案がもたらされる。一方、グランツ北方を守護する“精霊壁”を“化物”の軍勢が襲撃し、第二皇子セレネは一つの決断を迫られていた…。“名無し”こと媛巫女ストライアの暗躍、最悪の形で蘇る“無貌王”の襲来ー未曾有の危機に襲われるグランツ大帝国。この窮地に、ある理由から長く行方が知れずにいた女傑、ヴァイス大将軍がついに参陣する。“悪意”と“約束”が千年の時を超える第11巻、開幕…!!
激化する六ツ国との戦争の中、敵の支配下にあるフェルゼンの新王都サンディナルに迫るリズ達。しかし、シュトベルとの決着の果てに“氷帝”を失ったスカアハは深い眠りから覚めずにいた。一方、アングイスの女王ルシアと密かに接触した“黒辰王”は、彼女と約定を交わして六ツ国の中枢へとその手を伸ばしていく。大陸の歴史が大きく動く中、その裏で暗躍してきた“黒死郷”は新たな動きを見せ、さらなる深淵に潜む“無貌王”の影が像を結び始める。千年にも及ぶ憎悪を湛え襲い来る復讐者を相手に比呂はー!?混迷極める大陸を切り開く第10巻、開幕…!!
かつてはグランツ大帝国に並ぶほどの権勢を誇りながら、度重なる戦火に焼かれ、六ツ国に支配されるに至った悲劇の地ーフェルゼン。喪われたフェルゼン王家唯一の生き残りにして“氷帝”の使い手であるスカアハは、盟友であるリズ達と共にいよいよフェルゼン奪還に臨む。悲願である祖国復興に燃えるスカアハの瞳ーしかしその奥には、あまりにも悲痛な覚悟と焦燥があった。一方、ある思惑からフェルゼン奪還に協力する“黒辰王”。スカアハやローザとの対面を果たす中、成長したリズの姿には異常なほどの動揺を見せ…?戦場に雷鳴轟き、大陸はさらなる激動の時代へ!第9巻、開幕…!!
“軍神”の死。その知らせはグランツ大帝国を駆け巡り、民は嘆き、悲しみ、そして怒りに震えた。比呂を喪ったリズ達の心の傷もまた深く、しかし六つ国との戦が彼女たちに悲しみに暮れることを許さなかった。一方、六つ国軍は取り逃がした“軍神”への対処を巡って2つに割れ、弟を殺されたルカは憎悪のままに虐殺を開始する。六つ国が侵攻を再開し、対応に追われる帝国のもとへ救援に現れたのは、レベリング王国女王クラウディア。そして彼女の傍らには仮面の男ー“黒辰王”の姿があった。“軍神”を喪った世界は、新たな局面を迎える。震撼の第7巻、開幕…!
シュトベルの暗躍を食い止めることができなかった比呂とリズ。帝国内の混乱を避けるため、グランツ大帝国皇帝の死は隠された。しかし畳みかけるかのように帝都へ届く、六ツ国の侵攻とシュタイセン共和国による国境線への軍配備の知らせ。南方の防衛をリズたちに任せ、比呂は六つ国の軍勢十五万を食い止めるべく、僅か二万の兵を率いて西方へと向かう。第二皇子セレネやレベリング王国女王クラウディアと密約を交わし戦場へ向かう比呂だったが、かつての盟友“黒天五将”の末裔と刃を交えることになり…!?再臨した“軍神”が帝国の未来を想い選ぶ道とは。衝撃の第6巻、開幕…!!
第六皇女・リズの敗退、“軍神乙女”アウラの孤立ー。その知らせを聞いた比呂は急ぎ帝都へ帰還する。しかし、皇帝から拝したのは「アウラを見捨てよ」という無慈悲な下命だった。“軍神”に届きうる才を失う痛手を避けるべく、比呂は僅かな兵を率いて出立を決める。行き先は戦場のフェルゼン属州ではなく、裏で糸を引くドラール大公国ー。一方、敗北し囚われの身となったリズは、グランツ大帝国に復讐を誓う亡国の皇女・スカアハと対面を果たす。怒りを露わにする彼女が携えた槍の名は“氷帝”-“炎帝”と相反する属性を持つ氷槍で!?果たしてリズは比呂と再会することができるのか…!?激動の第4巻、開幕!
元の世界から異世界に転移し、“軍神”の記憶を取り戻した奥黒比呂。グランツ大帝国の窮地を救ったことで皇族から注目を集めた比呂のもとに、皇帝から招聘の書状が届く。第二代皇帝の末裔を名乗る比呂が赴いた帝都で待ち受けていたのは、第四皇子として王位継承権を得ること。功績をあげれば継承順位を昇格させると告げられた比呂は、名声を得るためにリヒタイン公国との国境戦へ身を投じる。だが、戦場にはリヒタイン公国軍だけでなく、第三の勢力が迫っておりー!?再臨した“軍神”が覇を唱える異世界ファンタジー、第2幕!
奥黒比呂はかつてアレーティアという異世界に召喚され、“軍神”として仲間と共に国を救い、周辺諸国を征服することで一大帝国を築きあげた。その後、比呂は全てを捨てる覚悟を決め、記憶を失う代償に元の世界へと帰還する。日々幸せを謳歌していた比呂だったが、なんの因果か再び異世界に喚び戻されてしまう。-そこは、1000年後のアレーティアで!?自身の築きあげた栄光が『神話』となった世界で、『双黒の英雄王』と呼ばれた少年の新たな『神話伝説』が幕を開ける!