著者 : 寿安清
約束の二ヶ月間が過ぎ、ソリステア公爵家の娘・セレスティーナとその兄・ツヴェイトの専任家庭教師を終えた、おっさん魔導士ことゼロス・マーリン。 彼はこの世界に来た時と同じ【無職】状態に戻ってしまったものの、元公爵とその孫娘を救った褒美として畑付きの家を与えられ、ひとまずの安住を手に入れるのだった。 そんな中、ハンバ土木工業の現場監督であるドワーフのナグリから土木作業の手伝いを頼まれたゼロスは、激流の大河に橋を架けることになる。ところが、その現場で自分と同等の力を持つ正体不明の【黒衣の魔導士】に突然襲われ……!? 『参ったねぇ……まるで、自分自身と戦っている気分だよ』 家庭教師から農業に便利魔導具作り、果ては土木作業まで! 冴えないおっさん大活躍の異世界生活日記、第三弾!!
剣と魔法がある世界に突如として転生した、大迫聡ことゼロス・マーリン。 魔法を上手く使うことができなかった公爵家の娘・セレスティーナと、更生し始めるその兄・ツヴェイトの家庭教師となったゼロスは、彼らに実力をつけるべく、危険な魔物が溢れるファーフラン大深緑地帯へ再び足を踏み入れていた。 いろんな意味で“危険”な魔物たちと遭遇する三人と騎士団一行。気付けば、皆一様にレベルを高め、屈強になっていくのだった。 サバイバルと背中合わせの訓練を終えたゼロスたちは、道中盗賊に捕えられた人々を救う。その中には現世のゲーム内で見覚えがあるアイテムを装備する少女がいたのだがーー。 「もしかして、同郷の方ですかねぇ?」 平穏な日々は訪れるのか!? おっさんによる異世界生活日記、第二弾!!
リストラに遭って以来、毎日畑の世話をしながら『ゼロス・マーリン』としてゲームにのめり込む日々を送っていた、無職のおっさん大迫 聡(40歳)。 オリジナルの魔法を作り、名実ともにトッププレイヤーに上り詰めた彼は、ラスボスを難なく攻略するが、ログイン中に発生したある事故によりその生涯に幕をおろす。 独りぼっちで死んだと思われた彼だったが、気づくと大深緑地帯の真っただ中に立たされていた。異世界の女神によれば、彼はゲームのステータスを引継いで転生したということらしい。 大深緑地帯でのサバイバルを経て、元公爵の老人と知り合ったゼロスは賢者の能力を買われ、魔法を使えない少女の家庭教師を依頼されるがーー!? 「僕は日々平穏がモットーなんですがねぇ……」アラフォー賢者の異世界生活日記開始!