著者 : 小林三六九
魔族との戦争が終結してしばしー。平穏を取り戻した世界の問題は、目下のところ“お仕事”だった。騎士をやめたい女騎士や、スランプに苦しむ錬金術師、歌手になりたかった聖職者ー。そんな仕事に悩みを持った様々な人々が、転職の足がかりをつかむためにやってくるただひとつの場所。それが“ハローワーク・ギルド”!とある事情でこのギルドの事務員となった青年・キールは、持ち込まれる数々の難題に、慣れないながらも向かい合っていくことになるが…!?“転職ギルド”の面々と、そこを訪れる可愛い相談者たちが贈るファンタジーお仕事コメディ!
異世界と繋がり、ワイバーンなどの異界の怪物の脅威に人々が怯えながら暮らす現代。少年・トキオは、突如目の前に展開した魔法陣から現れた、一人の少女を拾う。彼女は、過去の“異世界干渉”でトキオが亡くした妹の『カナミ』を名乗り、その記憶と人格を持っていた。戸惑いを隠せないトキオ。しかし、そんな彼をよそに、魔導の力を手に入れた国家機関“MIM”は重要人物として『カナミ』を求め、“MIM”の魔導利権独占に反抗する民間組織“DOG”も動き出す。果たして『カナミ』とは一体何者か?そしてトキオが下す決断はー?二人の意志が今、運命の引き金を引く。
『仮面バスター』サイファーとして、学園島の裏で戦い続けることになった光太。ある日、彼は一人の女の子のピンチを救う。彼女の名は天沢リーゼ。学園で今1番注目を集めている美少女だった。男子と付き合ってみては、1週間で振ること30人あまり。でも悪気なく天然という濃い性格に辟易する光太。しかも静句に仲良くしていることを知られてしまい、二人の関係もぎくしゃくしてしまう。しかしリーゼの破天荒ぶりはまだまだ止まらない。ついには、公衆の面前で仮面バスターに「おつきあい」を申し込みー!?人間関係に大旋風を巻き起こす少女の登場に光太は…そして静句は…!?
世界の脅威“バグ”に立ち向かう能力者“バスター”の戦いが、全国中継されるエンタメ“バスタード”となった時代。バスター育成校である御凪学園の生徒・光太は、覚醒した能力が防御特化型故に“バスタード”で好成績を残せず、“最下位の男”というありがたくない仇名まで頂戴してしまっていた。しかしあるとき彼は、去年のランキング覇者にして、あこがれの少女・静句からある『宿命』を託される。それは“バスタード”の抱える“闇”の部分へと踏み込むこととなる、最重要ミッションであったー!“見世物”となった英雄に正義あるか!?戦う少年少女たちを描いた王道バトルノベル登場!
キリサキシンドロームに冒された少女・三日月彼方に、遥彦が『殺された』事件からようやくひと月が経ち、周囲には少し歪ながらも日常が戻り始めていた。しかし、春の球技大会で盛り上がる遥彦たちの学校に、人々の生命力を奪う謎の羽虫の群れが現れる。黒巫女ー不知火杏奈曰く、蟲のアヤカシによるトラブルが最近頻発しているらしい。一連の事件の関係性を疑う遥彦たちだったが、そこに“他人に変身する”力を持った人物・多智花千尋が現れ、事態は混迷化しー?“キリサキ”に魅入られた少女と贈るルナティック・アクションシリーズ第2弾登場。
「あのぅ…昨日、俺を殺しませんでしたか?」ある日突然殺され、翌日にはなぜか普通に蘇っていた少年・遙彦。殺したのは同じ学校に通う後輩で、校内でも随一の美貌と愛らしさをもつ少女・三日月彼方であった。同じころに巷で噂となっていた「切り裂き魔」が彼女のことではないかと推測した遙彦は、朝方、学校の昇降口で恐る恐る声をかけてみるのだったが…?果たして三日月彼方とは何者か?なぜ遙彦は蘇ったのか?2つの謎の交錯点には『人ならざる者』の影が蠢き…!?切り裂きに魅入られた少女と、死なない身体となった少年の、狂気と喪失と絆の物語が幕を開ける。
目覚めると何故かそこは真っ暗闇な場所で、“ぼく”は、自分の名前すら思い出すことができなかったー。そんな“からっぽ”状態で「クリスナーガ」と呼ばれる世界に放り出されたぼくは、偶然手にした古い本から全身黒ずくめのゴスロリ少女を喚び出してしまう。このチビなくせに、やけに態度がデカい暴力女(そのうえカワイイ娘に目がない!)-イヴは、かつてこの世界を救った「伝説の戦乙女」らしい!?そんなこんなで、気づけば救世主(の下僕)扱いされてしまった可哀相なぼく。やがて、この世界を揺るがす大事件に巻き込まれることになり…?見た目ドタバタ。でもちゃんと正統派なファンタジー登場。