著者 : 小野崎まち
世界の終わりと嘘つき少女世界の終わりと嘘つき少女
遠河れんは幼馴染の彼ー平間律と海を見ながら昼休みを過ごすのが日課。彼さえいればいいと他人と距離を取り、ある嘘をついていた。が、不思議な空の写真を見て以来、同じ高校で撮影者の黒百合とその写真に感化された赤穂と一緒に過ごすようになる。黒百合は幻と現世の境、“現実から外れた”瞬間を写真に収めていた。やがて彼らの関係が変わり、嘘が暴かれて…。遠河の喪ったものを理解したとき心が震える、青春の煌きと幻想を描き切った衝撃作。
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