著者 : 山本ケイジ
混成国家ディアンタスとの『神闘』から一ヶ月。アルフとリーネは竜翔国家ドラクレアを訪れていた。名目上とはいえアルフとの新婚旅行。思いを馳せるリーネだったが「新婚旅行って…なんだったんでしょうね…」憧憬したイメージとかけ離れた小旅行に落胆しながら湯の中へと沈んでいく。到着したドラクレアでセンタリアの姫であるリーネは英雄アーロンの仲間・フィオナに『翔竜演武』への参加を要請される。両国友好のためリーネは竜を駆り大空を舞う『駆り手』の役目を承諾するが、リーネにはアルフに伝えていない秘密がありー!?ネクストヒーローファンタジー第二弾!
騎士国家センタリアの下級魔騎士アルフは、仕事には毎日遅刻&サボり、模擬試合でも全敗、周囲から恋人関係と誤解されるような妹・アンリの世話を受け、公私ともにダメの烙印を押されている。しかし、亡き両親の思い出の詰まった大切な自宅が出火、焼失。アルフは家の再建のため、武闘大会『騎士祭典』での優勝を目指す。だがー「あなたを更生するのが私の仕事です」手段を選ばないアルフの卑怯な戦い方に幼馴染のセンタリア王姫・リーネの怒りが爆発、ダメダメなアルフの更生に乗り出して!?第11回MF文庫Jライトノベル新人賞受賞のネクストヒーローファンタジー!
学園都市で“幻魔”を回収する白い死神モモと黒猫ダニエル。転校してから3ヶ月、モモは相も変わらずの『いじられキャラ』。ダニエルもそれに安心して、ゆったりとした学園生活を過ごしていた。…その矢先。モモは授業中に異変を感じる。まるでみんな鏡の中にいるみたいに、左右が逆になっていた。しかもこの謎の現象を起こしている犯人は、クラスの中にいる様子。原因究明に動き出すモモだったが、不思議なクラスメイトの少女・那由多ソラが近付いて来てー!?ラヴリーにして凶暴な白い死神モモは、学園都市を守れるのかーもうひとつの死神の物語、完結編登場。
白い死神モモと黒猫ダニエルは、学園都市で人間の心を蝕む“幻魔”を回収する日々を送っている。モモがすっかり学園に馴染みつつある6月、夏に向けてプールの掃除が行われることに。クラスの男子が自分の水着にドキドキしていることにも気付かず、モモは風紀委員で学園のアイドル・キキの水着に夢中!だけどプール掃除の直後、幻魔が原因らしき“透明な水”が学園を覆いはじめ、生徒たちが校舎に閉じ込められて!?ラヴリーにして凶暴(&苺大福大好き)な美少女モモが、学園都市で大暴れ!キキの秘密も明らかになる、シリーズ第2弾登場ですっ。
これは、白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語…のはずが、あのモモがちょっぴり過激な天然美少女に!?『新トウキョウ王子花園学園』にやって来た季節はずれ(入学式から一週間後!)の転校生・咲ヶ本モモは、ラヴリーにして凶暴。そして苺大福大好き。黒猫ダニエルを従えた彼女の目的は、人間の脅威になる“幻魔”を集めること。そんなワケで、モモとダニエルが学園都市を舞台に、“幻魔”によって心を触まれた人々を愛の鉄拳で救ったりなんかしちゃいます!?ハセガワケイスケが贈る、モモとダニエルの新しい物語、見参っ。
山上祭二日目。秘密のオークション会場では、女子の写真の競りが白熱していた。特設リングでは伝説のマスクマン、スペル・ソラールが華麗な技を繰り出していた。そして、体育館の舞台では、演劇部長に急遽スカウトされた里香が、ヒロインとして舞台に立とうとしていた。夏目、亜希子も駆けつけて、いよいよ緞帳が上がろうとしたとき、謎の乱入者が現れー!?書き下ろし番外編『雨 fandango』の後編に、『dragonfly』『市立若葉病院猥画騒動顛末記』『as the summer goes by』の番外編三篇を加えた『半月』短編集第2弾。大人気シリーズ、最終巻。
秋。里香にとって初めての文化祭ー山上祭。裕一はまったくやる気がなく、だらけにだらけていた。だが、山西に無理やり引っ張られていった視聴覚室では『古典ロシア映画上映会』なるものが始まろうとしていてそれはつまり先生にバレたら停学もののいわゆるエ○ビデオ鑑賞会でそこに先生が突入してきて…。一方里香は、みゆきと共に演劇部の練習を見学していた。そこで部長の柿崎に、ある目的で声をかけられー。書き下ろし番外編『雨 fandango』の前編に、『気持ちの置き場所』『君は猫缶を食えるかい?』『金色の思い出』の番外編三篇を加えた『半月』短編集第1弾。
ついに退院した里香は、僕と同じ学校に通うことになった。正真正銘のスクールライフを送る日がやってきたんだ。いっしょの登校、いっしょの校庭、いっしょの下校。帰りに七越ぱんじゅうを買ったりしてさ。なんでもない、ありふれた日常だけれど、長い道を歩いてようやくたどり着いたのがそこだった。そう、僕たちが生きていく場所は病院じゃないんだ。当たり前の場所で、当たり前の生活を送る日々が、本当に大切なことー。“僕たちはこの小さな町で寄り添って生きていく”橋本紡&山本ケイジが贈る、大好評シリーズ第六弾!本編完結編。
穏やかな日々が、僕と里香に訪れようとしていた。葛藤や迷い、そして苦しみを乗り越えた末にようやく掴んだ、当たり前の日常。それはなによりも大切なぬくもりだった。僕たちはこれから、肩を寄せ合って生きていくんだ。そんなある日、僕は夏目に病院を連れ出された。向かったのは、静岡県浜松市。かつて里香が、夏目が、過ごした場所だ。そこで僕を待っていたのはー。ちょうどそのころ、山西の下らない陰謀により、司とみゆきは大変な事態に突入していたのだった。橋本紡&山本ケイジが贈る、大好評シリーズ第五弾。
里香の手術が終わった。手術直後、主治医夏目の口から放たれた言葉に、僕は戸惑う。そして訪れたのは、生ぬるい日常だった。あまりにも当たり前で、捉えようのない日々。戸惑う僕に、新たな現実が迫ってくる。もう里香には会うな、邪魔なんだよ、おまえはー。一方、その宣告を下した夏目は、ずっと僕を避けていた。ヤケになった僕がバカ騒ぎを繰り広げる夜、ヤツは亜希子さんに自らの過去を語りだす。それは失ってしまった者と失おうとしている者の思いが交錯する夜だった。橋本紡&山本ケイジが贈る、大好評シリーズ第四弾。
里香の深刻な病状を知ってしまった以上、僕はもう単純に笑うことなんてできなかった。でもさ、だからこそ僕はむりやり笑うことにしたんだ。里香のために。里香に笑ってもらうために。やがて里香が写真を撮ってほしいって言いだした。しかも学校に行きたいなんてことまで。僕は里香の望みをかなえてやろうと、父親の形見のカメラを持ちだし、幼馴染からセーラー服を借りて、みんなと学校へ向かった。一日だけのスクールライフってわけだ。里香はもちろん喜んだよ。彼女の笑顔は最高だった。だけど、そういう幸せな日々がいつまでも続くわけがなかったんだ…。
完璧なバーチャル世界を実現したオンラインゲーム「TETORA」。中学一年の甲坂準のログインネームはラルク・ドネイト。屈強なファイターである。ラルクは「人」を買い、「家」を買い、ゲーム世界での「家族」を持った…。現実と仮想現実の狭間で揺れる少年を描いた表題作『TETORA』をはじめ、「電撃hp」創刊号に掲載され人気を博した『わたしとロボットとの関係』、そして、自分に似た男と出会ったことにより、知ってはならない真実を知ってしまった少年の物語『ファントムファーザー』の計三篇を収録。深沢美潮、初の近未来SF短編集。
とんでもないことが起きた。恐ろしいことが起きた。戎崎コレクションが里香に見つかってしまったのだ!僕と里香の蜜月はあっさり壊れた。そりゃもう、見事なもんだった。里香は怒り狂い、弁解を聞くどころか、僕の顔を見ると逃げだす始末だ。仲直りのための努力は、裏目に出るばかり…。ちょうどそのころ、病院に新しい医者がやってきた。夏目というその医者はとんでもない二枚目で、しかも里香の主治医だというのだー。橋本紡&山本ケイジが贈る期待の新シリーズ第二弾!!裕一と里香に巻き起こる、疾風怒濤の波乱。