著者 : 山藤豪太
コロウの空戦日記(1)コロウの空戦日記(1)
「死はわたしの望むところだ。私は“死にたがり”なのだから」あまりにも無駄な戦争の、絶望的な敗勢の中で、とある事情から「死ぬため」に戦闘機乗りになった少女コロウ。配属されたのは、「死なさずの男」カノーが率いる国内随一の精鋭部隊だった。圧倒的な戦力差で襲いくる敵爆撃機。危険を顧みない飛び方を繰り返すコロウを、仲間たちは「生」につなぎとめる。彼らの技術を吸収し、パイロットとして成長していく彼女はいつしか“大空の君”として祭りあげられるほどにーあるべき“終わり”のために戦う戦闘機乗りたちを書き記す、空戦ファンタジー開幕!第13回GA文庫大賞銀賞受賞。
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