著者 : 岡本剛也
魔王領と王国の間に位置するフーロ村は、魔王軍が王国を攻める際の唯一の通り道となっているため、村人たちは常に魔物と戦っていた。 そんな村人の一人で、四十二歳のおじさんグレアムは、魔王軍の進行を一度でも食い止めれば勇者と呼ばれる偉業を、これまで五度も行ってきた。 本来であれば、国の英雄と称されるグレアムだが、王国は地図にも存在しないフーロ村のことなど何一つ把握していなかった。 そして、彼自身も己の強さを知る由もなかった。 ある日、五度目の戦いで片腕を失ったグレアムは、皆の足手まといになってしまうと悟り村を出る。 やがて王国の冒険者として第二の人生を歩み始めた彼は、おっさんだと馬鹿にされるが尋常ではない強さで周囲を驚かせていく! 最強おじさんの楽しい爽快冒険譚、ここに開幕!
剣の名家の長男に生まれるも非戦闘職とハズレスキルを授かったクリスは、実家から追放され、最強の双子の弟からも命を狙われてしまう。 必死に逃亡する最中にクリスは、ハズレスキルだと思っていた《毒無効》が、「毒」を食べると能力がレベルアップするという規格外の力だということを知る。彼は、生きるために毒を食らって弟への復讐を目指すのだった。 そんなクリスは、旅先で出会った心強い仲間たちと共に着々と力を蓄える日々を送っていた。ある日、クリスと仲の良い冒険者パーティーが壊滅してしまう。 なんとそのパーティーを襲った敵は、クリスを狙う刺客で、彼は刺客への復讐を果たすべく、伝説的な毒植物から力を得ようとする。弟の右腕である刺客との激闘の結果はいかにーー。
剣使いの名家に生まれたクリスは、周囲から将来を期待されるも、適正職業が【農民】であることが判り、家から追放される。 さらに彼が長男という理由で、【剣神】の職業を持つ双子の弟からは命を狙われる羽目になる。 とある森に避難するクリスだったが、そこにはまともな食料がなく万事休すーーかと思いきや、【農民】の職業に合わせて発現した《毒無効》スキルによって、口にできるものは毒草であっても食料になることを知り、生き延びる。 おまけに毒の力を自身の能力へ変換していたようで、桁違いの身体強化を遂げていて……!? 自分だけが使える《毒無効》スキルで、生き残るために最強へと成り上がる! どん底からのリベンジファンタジー、ポイズン度MAXでここに開幕!!