著者 : 岩井恭平
ムシウタ(04.)ムシウタ(04.)
人の夢を喰う代わり、寄生主に超常の力を与える“虫”が出現して10年ーすべての虫憑きを支配し、その頂上に君臨する。極秘機関“特環”の最低ランク局員・菰之村茶深の野望は、誰も見向きもしない小悪党の挫折として終わるはずだった。だが逃亡中の杏本詩歌が西遠市に現れたことから、期せずして茶深は虫憑きの根本に関わる秘密に、誰よりも近づくことになる!それは夢みる卑怯者とその相棒が仕掛けた、最高で最悪の悪巧み。
ムシウタ(03.)ムシウタ(03.)
人の夢を喰う代わり、寄生主に超常の力を与える“虫”が出現して10年ーその恐るべき力により、極秘機関“特環”に幽閉されていた杏本詩歌。特環を裏切り、詩歌を連れ去った白樫初季。そしてある届けもののため、最強の虫憑き“かっこう”を探す海老名夕。3人の少女は傷つき迷いながらも、それぞれの譲れぬ想いを胸に“かっこう”が待つ桜架市をめざす!出会うはずのない夢たちが奇跡のように邂逅した、最高で最悪の逃避行。
ムシウタ(02.)ムシウタ(02.)
人の夢を喰う代わり、寄生主に超常の力を与える“虫”が出現して10年ー薬屋大助は極秘機関に所属する最強の虫憑き“かっこう”として、モイラ高校での監視任務につく。監視対象は大助を兄のように慕う盲目の少女・千莉だ。だが“始まりの三匹”と呼ばれる最も危険な虫憑きの一人、“浸父”が千莉を襲ったことから、千莉は列車で移送、隔離施設に収容されることに!愛しさと憎しみの軌道が交錯する、夢みる者たちの胸焦がす旅路。