著者 : 岩関昂道
おれが好きになった女の子、瀬戸あおいは、映画やドラマで大活躍している人気若手女優だ。くりっとした大きな瞳、小ぶりで高い鼻、桜色で艶やかな唇、雪のように白い肌。そして絹のように柔らかい長髪。そう、彼女は完璧なんだ。彼女に会うために、おれは芸能界に入る。立派な俳優になって、あの娘の前に立ち、プロポーズする。そう決めたんだ。…なのに、なぜおれは女子アイドルグループの一員としてミニスカートをはきながら踊っているんだ?女性アイドルとして活躍するクソ真面目な少年を描く、ガール(?)・ミーツ・ガール、ストーリー!!
予知能力者。それは未来を見て、よりベストな道を選ぶことができる者。では予知能力者同士が戦うと…?ふとした事故によって、予知能力を手に入れた高校生、新藤陽太。ある日、学校の美しき才女・若月美登利に「あなた、未来が視えるわね?」と詰め寄られる。彼女が言うには、二年前に東京で起こった連続殺人事件には予知能力者が関わっていて、その犯人が、陽太たちの住む街にやってきているのだというー。命を賭けた決死の頭脳戦が開幕する!!
ソラと旅に出た僕。行き先はソラが世話になったという結城家。家人はソラを娘のように迎え喜んでくれた。ソラは当然のようによく食べ、偉そうに喋っている。ソラのかわいい外見とこのギャップに皆、驚かない。家になじんでいた。結城家で怪事が起きる。家具が浮いたり、ドアがひとりでに開いたり。ポルターガイストだと、怪しげなことを言い出すソラ。そして、それが家人が忽然と消えるという戦慄の現象に発展していき!?これはあの秋に起きた出来事のてん末だ。
いまどきありえない行き倒れの少女を拾った僕。それがソラという不思議な女の子との出会いだった。この子、初めて会うタイプだ。やけに偉そうな老成した喋り方をするし、とにかくよく食べる。しかも「恐ろしい組織に私は追われている」とまことしやかに言う始末。かわいいのに、残念な子だった。奔放なソラの行動はとどまらない。何にでも興味を示す彼女の標的となったのは噂の「死を予知する猫」。そう、これがあの恐ろしくも不思議な事件の始まりだったんだ。摩訶不思議なファンタジックストーリー。