著者 : 川崎七音
完璧な小説ができるまで完璧な小説ができるまで
人気小説家・相崎一歌の監禁事件。暴走したファンによる犯行かと思われたが、逮捕された月村荘一は高校時代の友人だった。 取調室で「ぜんぶ小説のせいだ」と何かにとりつかれたように訴える月村。彼は相崎一歌になりすまして執筆していたという。二人の間に一体何があったのか。問いただす刑事を前に、月村は驚くべき告白を始めたーー。 すべてを語り終えた先に待ち受けていた驚愕の真相とは? 二転三転する展開に一気読み必至の衝撃サスペンス!
ぼくらが死神に祈る日(1)ぼくらが死神に祈る日(1)
“教会跡地の神様”って知ってる?大切なものを差し出して祈るのー。突然の事故で姉を失った高校生の田越作楽。悲しみにくれる葬儀の日、それと出会う。「契約すれば死者も蘇らせる」“神様”の正体は、人の寿命を対価に願いを叶える“死神”だった。余命4ヶ月。寿命のほとんどを差し出し姉を取り戻した作楽だが、その世界はやがて歪み始める。かつての面影を失った姉。嘲笑う死神。苦悩の果てある決断をした作楽に、人生最後の日が訪れるー。第27回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”受賞。
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