著者 : 市川けい
吉祥寺のパン兄弟 祖母が遺した焼き立てバタール吉祥寺のパン兄弟 祖母が遺した焼き立てバタール
いつだってお調子者で超絶ドジ、だけど何より祖母を大事にしていた宿塔馬。彼は今絶望していた。愛人の息子である自分を唯一支えてくれた祖母が亡くなったのだ。失意のまま通夜へ向かう塔馬はそこで絶縁状態の兄・築城と再会。ちぐはぐな性格のせいで喧嘩ばかりの二人だが、ともに祖母を想い、彼女が遺したベーカリーを復活させようと誓う。そして祖母が大切にしていた『やどりぎ手帖』をもとに、二人はパンの味に接客にと奮闘するがー!?おいしい焼き立てパンにきっとときめく、凸凹兄弟と家族の物語。
不機嫌なスピッツの公式(1)不機嫌なスピッツの公式(1)
スピッツーー有名バンドが由来のあだ名で呼ばれる俺の幼なじみは、謎と孤独と小説と音楽を偏愛する一方でラブソングを毛嫌いする変わり者だ。これは、そんなスピッツが巻き込まれた、恋愛にまつわる謎解きの顛末。
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