著者 : 影茸
迷宮暴走、その未曾有の事態により壊滅の危機に晒される迷宮都市。そんな状況を打開するため、ラウスト達は、迷宮都市支部長ミストと協力体制を築く。しかしその決断は、新たな問題を引き起こすことになる。暴走する冒険者に、信用のできない協力者。揺らぐ迷宮都市を迷宮から現れた2体の超難易度魔獣が襲う──。欠陥と蔑まれた治癒師ラウストの英雄譚第3巻。
高い商才を買われて、金銭難の侯爵家に嫁いだ伯爵令嬢エレノーラ。妻として身を粉にして働くものの、モラハラ夫は自分を「強欲令嬢」と罵り利用するばかりか、愛人を囲う始末。使用人達からも粗末な扱いを受け続けて限界を迎えたエレノーラは、ついに逃亡を決意する。だが心身共に疲弊し、自力で動くこともままならない。そこに救いの主が現れて?
信頼できる仲間ナルセーナとパーティーを組んだ治癒師ラウストは、なんとかヒュドラの変異種を倒すことができた。だが、休む間もなく、ギルドに気になる依頼が貼りだされる。それは、難敵フェニックスの討伐。2人で挑もうか迷っていたところで、ラウストは兄弟子に臨時パーティーを組まないか声をかけられることになったーーナルセーナとの仲も急接近!? 「小説家になろう」発の大人気ファンタジー第二弾!
一流パーティーに所属するラウストは、治癒師にもかかわらず初級魔法のヒールしか使えない。そのため彼は仲間に少しでも貢献しようと自分自身を鍛えてきたが、その甲斐むなしくリーダーのマルグルスから追放を言い渡されてしまう。その後、マルグルスたちは新たな治癒師を仲間にするのだが、それをきっかけにラウストがいかに優れた能力を持っていたのかを悟ることになった。虐げられていた治癒師が、自らを認めてくれる仲間を得て成り上がるーー「小説家になろう」発の大人気ファンタジーが書籍化!