著者 : 後白河安寿
少女小説の名作『なんて素敵にジャパネスク』を愛する作家が夢の競演! 現代を舞台に、とある姉弟の大事件を描く『じゃぱねすく六区』、 幼い吉野君とのエピソード『み吉野に 春は来にけり』、 結婚から10年経った瑠璃姫・高彬夫妻の物語『女郎花の宮』、 由良姫を励ます煌姫の、名推理が冴え渡るミステリー(!?)など、 ジャパネスクファンが楽しめるトリビュート作品をこの1冊に! コミカライズを手掛けた山内直実のコミックエッセイ、1999年版のイラストを担当した後藤星が描く"名場面"も収録。
高校一年の西宮諒は、サンリオキャラクター好きのサンリオ男子。三年の誠一郎、二年の康太、祐、俊介は大切な仲間だ。一年のみが参加するスキー合宿で、もう一人のサンリオ男子・昴との距離が近づいたーかと思いきや、その後はほとんど接触なし。そんな中、入試休みのバレンタインにサンリオピューロランドへ遊びに行く計画が持ち上がる。祐に誘導された諒は、昴を誘うことになったが…?
西宮諒、高校一年生。砂糖菓子みたいな容貌と人見知りのせいであまり友達はいない。でも、大切な仲間はいる。三年の誠一郎、二年の康太、祐、俊介。全員がサンリオキャラクター好きなサンリオ男子だ。一年のみ参加するスキー合宿直前、なんだか気にさわる同級生の雨ケ谷がばつ丸好きらしいとわかる。諒は、自分の卒業後を心配した誠一郎から、「合宿で彼と友達になれ」と宿題を出されるが…。
文華殿大学士の令嬢・芳玉は、令嬢とは名ばかりのおてんば娘。自称・婚約者の幼なじみがいたり、皇太子の想い人という噂もあるが本人は鈍感で無頓着。そんなある日、芳玉はキョンシーになって街の人々を襲っていた!暴走を止めてくれた道士の黎によれば、芳玉は死んだのではなく、仮死状態にされているらしい。黎に協力してもらい、自分をキョンシーにした犯人を探すことになるが?