著者 : 御守いちる
事故で死んでしまった須桜深影の前に、小さな天使ユリパがあらわれた!「世界を救う勇者になってください」と頼み込まれて渋々引き受けたけれど、まさかの赤ん坊からのリスタート!?すくすく育ち、魔法のような能力「神授」を覚え、優しい両親と可愛い幼なじみと過ごす毎日に満足していた。しかし国で定められた規則で全寮制の学校へ入学することに。決まりならば、仕方ない。「早く大人になって、またティアとのんびり暮らすんだ」気の良いルームメイト、負けん気の強い美少女、ちょっと厳しい先輩などに囲まれて、色々な出来事に遭遇する。目立たずにゆるく過ごしたいミカゲの意に反して、今日も周りが賑やかすぎる!!
僕こと日下部秀一の一つ上の先輩、霧ノ宮才華。彼女は大の事件好きで、事件とあらば現場に赴き推理をしたがる。しかしその推理は的外れで、解決する事件も解決しない。それでも霧ノ宮先輩は今日もひたすら我が道を行く。春休みになったばかりのある朝、霧ノ宮先輩に呼び出されると、今度は名門のお嬢様学校に行くと言い出した。まだ事件も起きていないのにーと思っても、霧ノ宮先輩は日本主力財閥である家の力を行使し、男子禁制の秘密の花園へと僕をいざなう。魅惑のお嬢様学校と事件なんて、関係がないはずなのに。事件と謎を求めてー霧ノ宮先輩は、きっと今日も、謎が解けない。
突然起こる謎に包まれた事件、そこに颯爽と現れ、華麗な推理を披露し解決するーそれこそまさに、名探偵。まるでその名探偵のように振る舞う少女、霧ノ宮才華は、僕・日下部秀一の一つ上の先輩だ。しかも家が日本主力財閥の一つだとかで、つまりお嬢様である。本来ならば僕みたいな平凡学生が近づけるような人ではない。それなのに、なぜか僕は先輩の助手にされている。事件現場へ赴き、積極的に首を突っ込んでいく名探偵スタイル。それに僕が辟易としている中、ついに本物の殺人事件が起こるー!!「深き闇の中を彷徨いし謎、この私が白日の下に暴いてみせよう」先輩の推理が閃き、瞬く間に事件の謎がー解けないのである。
空から降ってきた銀髪の魔女に口の中に銃口を突っ込まれている俺。思えば昔からロクなことがなかった。転んだはずみで女子生徒のスカートに顔を突っ込むわ、手を振れば人の下着をはぎ取るわ、温泉に入れば唐突に女湯の時間に変わっているわ。「重症ね。ラッキースケベの呪い…呪い自体はアホらしいけど、Aランクの呪いよ。私の“試験”を手伝うなら呪いを解いてあげ」頼みます!お願いします!!魔女クロエの試験、それは呪いがかかった生徒を捜し出しその呪いを回収するらしいのだが…!?第5回講談社ラノベ文庫新人賞佳作受賞作品!