著者 : 御宮ゆう
吉木涼太には、かつて“イイ感じ”の雰囲気になった3人の女子がいる。疎遠になっていた小学生時代の幼馴染・二階堂麗美。気の置けない女友達ギャル・柚葉由衣。マイペースな塾仲間・花園優佳。あのとき、勇気を出して告白していたら。高校1年の春、そんな未練が動き出すーこの4人が、同じクラスに集まった!かつて涼太と両想いだった彼女たちは、無人の教室で、放課後の街デートで、夜の自宅で…今の彼の気持ちを探るために急接近!!「涼太がいてよかった」「好きだよ、吉木との時間」「また仲良くできるかなって」信頼、愛情、憧れー胸にしまっていた気持ちが、再び熱を帯びていき!?
真由と彩華の間で始まった『どちらが悠太と距離を縮められるか』という勝負。その効力が切れた午前零時ー「悠太。あんたが好きよ。愛してる」彩華は悠太にキスをした。答えを逡巡する悠太に、学祭が終わったら返事が欲しいと言った彩華。必ず返事をすると約束した悠太にとって、その期間は二人に抱く感情を整理する時間になるはずが…「先輩の中のミスコンを良い思い出に変えてあげます!」真由がミスコンに出場することを知り、しかもその運営には彩華の姿が!?それぞれの想いに感化され、悠太も運営に携わることになりー。誰かを選ぶ、それは幸せの形を選ぶこと。悠太の答えは!
明日香、紗季、ひな。三人の彼女と「三股」をかけていることが学校中に知れ渡ってしまった俺・真田勇紀。そんな居心地の悪い空気の中始まったのは訓練合宿。クラスの団結力を高めるって、こんな空気で一体どうやって!?そのうえ、記憶を失う前の俺と今の俺の違いが、どんどん気になり始めてー「前のあんたを思い出してよ」「今の方が優しいなって…」「確かめたいなら、キスしてみればいいんじゃない?」少しずつすれ違う中、ついに明日香との過去の記憶が蘇るー!?記憶喪失サスペンスラブコメ、第二弾。
頭に強い衝撃。それが俺の、最初の記憶。何故最初の記憶かというと、それ以前の記憶が無いからだ。病室で目覚めた俺を訪ねる見舞い客。その中で、俺はあることに気が付いた。-俺、彼女三人いるじゃん!!三人それぞれ個性的で、魅力的なカノジョたち。家のお世話を担当してくれる幼馴染の湊明日香、同じクラスのカリスマモデルの有栖川紗季、そしてなぜか俺のことを推している(!?)小動物系のオタク後輩・笛乃ひな。三人の彼女がいながら一切過去の記憶がない、とんでもない不安の中で学校生活が始まる!かつての俺、一体何をしてくれたんだー!?
礼奈との夏夜の一件以降、彼女に釣り合える人間に成長しようと、就活に学業にと勤しむ悠太。家に通ってくれている真由とも、大学で一緒にいることが多かった彩華とも、多忙からなんとなく会いにくくなっていてーそんなとき、悠太の家でたまたま彼女たちが鉢合わせ、真由がライバル心から彩華に『どちらが悠太と距離を縮められるか』という勝負を吹っかけて!?「好きであんたといるんだもの」彩華とは二人が通った高校へ。「先輩、私もう逃がさないですからね」真由とは彼女の地元で休日デートを。礼奈の残した「遠慮しないでね」という言の葉が、選択の時までのカウントダウンを早めていくー!
夏休みー大学生の一大イベント・合宿旅行の季節がやってきた。彩華とバスケサークル“start”代表・藤堂の機転で、旅行は彩華のアウトドアサークルと合同で行われることに。“start”に顔を出すようになっていた礼奈も合宿に招待し、勢揃いで向かう先は…ビーチが映える夏の観光地!悠太への恋心を自覚し、彼を巡る恋敵と認識しあった彩華と真由ーそんな二人を前に、気持ちを焦らせる礼奈。大学生という限られた時間のなか“今”を輝かせるために、それぞれの恋路は加速する。「…色眼鏡でもいいんだ、私。だってこんなにドキドキするんだから」未練が紡ぐ結論、ひと夏の衝動。
高校時代、誰もが憧れた塩対応美少女・柚木真波。俺・衣笠創は、そんな彼女が愛した元カレ…ということになっている。『偽の恋人』が、かつての俺たちの秘密の関係。とっくに解消した今、大学二年生になった俺たちを待ち受けていたのはー「なんでアンタがここに!?」チャットアプリでの再会という、気まずい出来事だった。同じ大学の友達・七野優花への片想いを白状した俺に、「アンタのことは、私が一番分かってる」真波の恋愛指南が始まって!?予行練習にはうってつけの相手。でもこの片想いが叶ったとき、俺と真波の関係はー?憧れと未練にときめく、ちょっぴり大人の青春ラブコメ!!
後輩・真由との“お試し交際”を経て、心の距離が近づいたように感じる梅雨の季節ーそんな俺と親友・彩華の前に、彼女たちの中学時代のバスケ部副将・戸張坂明美が現れる。「仲良いねーほんと。君らやっぱ付き合ってんの?」気安く冷やかす明美に、どこか塩対応な彩華。バスケサークルのマネージャーとして馴染み始めた真由にも、なにやら関わりがあるようで…。「過去を共有して、清算して。それで先に進めることもある。…私はそう信じる」明かされたあのクリスマスに繋がる過去と因縁に、親友として、先輩としてー今の俺にできることは。ちょっと大人の青春ラブコメ、自覚と再出発の第五巻!
浮気の一件で生じたわだかまりが解け、俺・羽瀬川悠太と元カノ・相坂礼奈は新たな一歩を踏み出した。といってもヨリを戻したわけではなく、ただお互いを理解しているよき話し相手。そんな俺の家に入り浸る後輩・志乃原真由との関係もーちょっとだけ変わろうとしていた。「どうです先輩、私で一定期間恋人生活をお試しするのは」ズレた恋愛観を世間に合わせたいと言う真由と、期間限定で“お試し交際”が始まった!恋人モードな彼女に振り回されつつ、変わらない居心地の良さにどこか安心する俺だったが、「私のこのドキドキは、恋ですか」お試し交際の終わりを前に、彼女の願いが告げられるー。
クリスマス直前に彼女に浮気された大学生・羽瀬川悠太。そんな俺の家に、からかい好きな後輩・志乃原真由が入り浸る春休みも明け、大学生活三年目の四月ー真由と同じ講義を受け、親友・美濃彩華にはサークルの新入生歓迎会に誘われたりと、賑やかな新学期を過ごしていた。しかし、それでも脳裏によぎる、元カノ・相坂礼奈の言葉。「私、浮気なんてしてないから」付き合っていた頃の想い出と、別れを決めたあの光景が甦るなか、再会の時が訪れて…。「ねえ、悠太くん。私のこと、嫌い?」浮気の真相と胸に秘めた想いを明かす礼奈に、俺はー。ちょっと大人の青春ラブコメ、未練と決意の第三巻!
クリスマス直前に彼女に浮気された大学二年・羽瀬川悠太。そんな絶賛傷心中の俺の家にー今日もあいつが遊びにくる。なにかと俺をからかってはケラケラ笑い、勝手に家にまで上がり込んでくる無用心な後輩・志乃原真由。「私が慰めてあげましょうか?って、凹んでる先輩かわいいー!」普段は、こんな具合に俺をもてあそぼうとするくせに。堕落した俺の生活を見かねてうまい飯を作ってくれて、酔って帰ったときも介抱してくれて…「先輩に、もっと好きになってもらいたくて」二人きりのとき、俺にだけ見せるその顔は、ずるいだろ。近い距離がもどかしい、ちょっと大人の青春ラブコメディ!第4回カクヨムWeb小説コンテストラブコメ部門“特別賞”受賞作!