著者 : 心音ゆるり
無人島を楽園に(※やりすぎ)開拓するノンストレススローライフ! 「つらい目に遭ってきた人は、幸せになるべきだ」最愛の母と妹を亡くし、自身も無念を抱えたままこの世を去った五十嵐明人。その善性と強い想いを神に認められた彼は、理不尽な運命を背負う少女たちを救うため、異世界<アルカディア>へ転生する。レベル9999--最強の転生者として!明人が送られたのは生贄にされた少女たちが海を越えて辿り着く無人島。そこで待っていたのは異世界の優しい人々との出会いと……家族との再会。これは、みんなで幸せを創っていく物語!
中間試験が近づく中【小日向さんは大の勉強嫌い】という新事実が発覚した!勉強を教えようと奮闘する俺に対し、彼女はぐりぐりと俺の体に頭を押し付けて全身全霊で甘えてくる。 「赤点とったら一緒に遊べなくなるぞ?」「……(ふるふる)」 それでもやる気が出ない様子の小日向さんを見かねて思わず『勉強頑張ったらなんでもする』と言ってしまったのだが……。 もこもこのウサ耳パジャマを着た小日向さんにぎゅっと抱き着かれながら、一緒の布団で眠ることになってようやく悟った。 ーー軽々しく『なんでもする』なんて言わない方がいいぞ、俺。 無口ヒロインの甘え度が急加速!? 癒されラブコメ第2巻!
誰も声を聞いたことがないと噂されるほどに無口な小動物系美少女・小日向さん。困っているところを助けてあげてからというもの、小日向さんとの距離がやけに近い気がする。お揃いのストラップを付けたいとねだってきたり、ぺちぺちと小さな手でスキンシップを繰り返してきたり……。挙句の果てには二人きりの部屋で無防備にも俺のひざに寝転がり、安心しきった顔で眠り始める始末。 「……もしかしてちょっと照れてる?」「……(ふるふる)」 何も話さない代わりに俺の胸に頭を押し付けてくる小日向さんは、少しーーいや、とってもかわいい。甘えん坊な無口ヒロインが尊い!? 癒されラブコメ開幕です。