著者 : 志瑞祐
教国の都“ゾハール”と融合した“戦略級軍用精霊”を撃破し、シェーラ・カーンを倒したカミトたち。だが、教国の第二王女サラディア・カーンは“魔王の墳墓”の伝説のある“赤死の砂漠”へと姿を消してしまう。消えた王女を追って、カミトたちは砂漠を征く船に乗り込むが、そこで待ち受けていたのは、1000年前に滅びたはずの“魔王都市”だったー。「“魔王”の後継者よ、あなたが訪れるのを待っていましたー」迫り来る“聖国”の騎士団、紅蓮の焔を纏う少女精霊、そしてエストの見る奇妙な夢ー。それは、遥かな時を越えて結ばれる、過去の因縁の始まりにすぎないのかー。大人気エレメンタル・ファンタジー、ついに最終章開幕の第17弾!
教導院時代のカミトとレスティアの関係、そして、あの姉妹の当時の関係も描かれる『帝都の精霊大祭』。体調を崩したカミトのために、剣精霊エストが生まれてはじめての看病で巻き起こるドタバタ騒動『エスト、看病する』。ある決心を決めたフィアナが、まさかの秘密のアルバイトを始める『お姫様のアルバイト』。そして、チーム・スカーレットの面々がまさかのアイドルデビュー(!?)でステージに立つ、書き下ろし短編『精霊舞踏祭』。ほか、クレアとリンスレットの過去や、壮絶なるお嬢様たちの闇鍋合戦、チーム力アップのための強化合宿の様子など、盛りだくさん。カミトたちの日常の姿が描かれる大ヒットエレメンタル・ファンタジー学院編、堂々の登場!
ついに記憶を取り戻したレスティアと共に、最強の精霊使いにして、かつての師である“黄昏の魔女”グレイワースを討ち倒したカミト。その夜、竜王の君臨するドラクニアの城で、レスティアはあの日の真実を語る。それは彼女の存在の根源にまつわる秘密だったー。一方、“竜の峰”での修行を終えたクレアたちは、新たな力を手に、カミトたちと合流する。その後“教国”の王女、サラディア・カーンを救うため、反シェーラ派の勢力が集う都市“モルデス”へ向かう一行。だが、そこでカミトを待ち受けていたのは、ルビアの意外な言葉だったー。「お前が“魔王”になれ、カゼハヤ・カミト」覇道を征く大人気エレメンタル・ファンタジー、激動の第16弾!
「どうして、あんたがここにいる…?」霧雨の降りしきる帝都。囚われのフィアナを救いだしたカミトの前に立ちはだかったのは、聖国の手に堕ち、全盛期の姿を取り戻した“黄昏の魔女”だった。その圧倒的な力の前に為すすべもないカミト。だがそこに、かつて剣を交わした竜騎士レオノーラが駆けつける。「助太刀しましょうか、カゼハヤ・カミトー」カミトを蝕む“闇の精霊王”の力と、謎に満ちた聖国の暗躍、よく切れる“魔王殺しの包丁”、そして舞台は“竜王”の君臨するドラクニアへー。「制服はそのままで結構です。ただー下着は脱いでいただかなくてはなりません」「えええええっ!?」激動の大人気エレメンタル・ファンタジー第15弾!
極寒の地ローレンフロストにて、異界の闇と融合した“ジルニトラ”を打ち倒し、リンスレットの妹、ユーディアを救い出したカミト。そんな彼の前に姿を現したのは、精霊王の祭殿で消滅したはずのレスティアだった。だが、再会の喜びも束の間、契約精霊であった頃の記憶を失ってしまったという彼女の様子に、カミトは戸惑う。はたして今の彼女は精霊なのか、それともー。「カミト、そこをどいてください、その闇精霊を滅ぼせません」「ま、まてまて、エスト!」一方、帝都では、諸国会議に参加していたフィアナに、神聖ルギア王国による陰謀の魔手が迫ろうとしていたー。待望の大人気エレメンタル・ファンタジー第14弾!
精霊剣舞祭(ブレイドダンス)閉幕から一週間。“精霊王”の祭殿で起きたあの出来事以来、ずっと意識を失っていたカミトが目を覚ました。安堵して泣きだすクレア。しかしそんな彼女に向かってカミトは残酷な言葉を口にするー「おまえは誰だ?」と。そう、カミトはレスティアにまつわるすべての記憶を失っていた。学院のこと、チームメイトの少女たちのこと、そして記憶と共に封印された剣精霊のこともー。忘却の中で過ごす穏やかな学院生活。だが“魔王”を巡る運命はそれを許しはしない。一年に一度の学園祭を前にして、記憶と剣を封じられたカミトに敵の魔手が迫っていたー。無敵のエレメンタル・ファンタジー第12弾ー堂々の新章開幕!
“ロスト・カテドラル”での死闘の末、遂に決着の刻を迎えた“精霊剣舞祭”決勝戦。光と闇の双剣はルビアの策謀を打ち砕き、敗れた彼女の口から「あの日」の真相が語られる。「四年前、私が精霊王に叛逆したのはー“精霊王”が狂っていたからだ」禁忌とされる“精霊王”の祭壇で、彼女はいったい何を見たのかー。呼び起こされるカミトの記憶。“精霊剣舞祭”に秘められた真実。全ての“願い”が叶うその場所で、カミトは決断する。「俺たちはー“精霊王”の死を望む」過去と現在が螺旋を描く無敵のエレメンタル・ファンタジー第11弾。“精霊剣舞祭編”堂々の完結。そして物語は新たなステージへ!
炎の中で果たされたーそれは最悪の邂逅だった。運命に手繰られるように流転する“真実を貫く剣”。フィアナに託された炎の刻印。囚われのクレアは闇に堕ち、囁く彼女の声はカミトを魔王の覚醒へと導く。最終局面を迎える“精霊剣舞祭”決勝戦。遂に明かされるルビア・エルステインの真の目的とは?二つの刻印が輝きを放つとき、カミトの手に最強の双剣が誕生するー!無敵のエレメンタル・ファンタジー待望の第10弾。
決勝戦開幕。“チーム・スカーレット”の美少女たちと夜の剣舞を舞い、気力も充分なカミト。一方で“精霊剣舞祭”をめぐる陰謀は静かに進行していた。激しさを増す闘いの先に待ち受ける運命はー。「あの仮面の精霊使いーもう一人のレン・アッシュベルを、絶対に倒せ」グレイワースに託された想いを胸に剣を振るうカミト。本国からの密命を受け暗躍する聖騎士ルミナリス。そして、闇の魔剣とクレアの出会いが最強の焔を呼び覚ます!「-ようやく私の名前を呼んでくれましたね、マスター」緊迫の時を迎えた大注目のエレメンタル・ファンタジー待望の第9弾。
無事に決勝進出を決めた“チーム・スカーレット”。カミトはクレアと劇場に行ったり、リンスレット手作りの朝食を食べたり、レオノーラと水着デートをしたりと、決戦前の休息を楽しんでいた。一方で、少しずつほころびを見せはじめる“精霊剣舞祭”のシステムと、動き出す紅蓮の仮面の少女ーレン・アッシュベル。そして、カミトの前に現れた学院長グレイワースはこう告げた…。「-カミト、おまえに最後の絶剣技を託す」ひとときの日常の中で振り返る、輝いた懐かしき出会いの日々。それは決して戻れない、けれどきっと忘れない、今へと続く過去の地図。やがて訪れる灼熱の前に、一瞬のやわらかな風にも似たー。エレメンタル・ファンタジー第8弾。
ネペンテス・ロアとの死闘から一夜明け、ひとときの休息をとるカミトたち。だが、“最強の剣舞姫”レン・アッシュベルの剣技を使ったことで、カミトはクレアたちからある疑惑を向けられてしまう。「あいつなにか隠してる気がするのよね、レン・アッシュベルのことで」「…確かめてみるか?」そんな中“チーム・スカーレット”は、クイナ帝国代表“四神”からの宣戦布告を受ける。だが、決闘に向かう両チームに、アルファス教国の王女にして“煉獄の使徒”副将、魔精霊使いシェーラ・カーンの魔の手が迫り…。真実を騙る偽りと、偽りを装う真実。少女たちの憧憬に絡みつく蒼い蛇を、真の最強は断ち切れるのかー?エレメンタル・ファンタジー第7弾。
“精霊剣舞祭”二日目。カミトたちに“破烈の師団”から同盟の申し出が入る。だが、その交渉に向かう途中、レスティアの攻撃により離ればなれになってしまうカミトとクレア。カミトを救ったのは、十三歳にして“破烈の師団”師団長を務める少女ミラだった。レスティアによりチームを壊滅させられながらも、カミトたちと行動をともにするミラ。しかし、その前に再びレスティアが立ちふさがる。交差する魔剣と聖剣。そして、剣戟の果てにカミトが見たものは…。「-できることなら、カミト、私はあなたに殺されたいわ」塗りつぶす黒。壊れた願い。けれど、ふたりが出会った意味だけは、今もずっと変わらないままでー。エレメンタル・ファンタジー第6弾。
エストを失ったカミト。エストは戻らないまま“精霊剣舞祭”本戦は開幕し、竜騎士レオノーラたちがカミトに迫ってくる。失意に沈むカミトだが、クレアたちの(獣耳コスプレなどの)協力のもと、少しずつエストの過去に触れてゆく。そこでカミトが見たものは、はるか昔の、伝説の聖剣と、救世の聖女と呼ばれたひとりの少女の物語だった。「ねえ、エスト」「なんでしょうか、マスター」「いつまでも、私のそばにいてくれる?」それはとてもあたたかな記憶。そして失われるぬくもり。最後に残されたのは、冷たい指先と…。闇の中で彼女は祈り続ける。繰り返される罪と、罰と、決して得られぬはずの赦しを願いながらー。エレメンタル・ファンタジー第5弾。
“精霊剣舞祭”開幕。クレアたちは晴れてアレイシア精霊学院代表として、開催地である元素精霊界の聖域ラグナ・イースに向かう。水着姿で禊ぎをしたりしてチームの結束を深めるクレアたちだが、突然、軍用精霊を操る謎の刺客に襲われる。その正体は、“教導院”時代にカミトを兄と呼んで慕った少女、ミュアだった。迫り来る過去に揺れるカミトの前に、闇精霊レスティアや、最強の剣舞姫レン・アッシュベルがついに姿を現し…。「あなたの過去が、あなたの大切なものを壊そうとしているわ」「-させない、そんなことは」変わらないもの。変わってしまったもの。置き去りのままの過去たちが、今この瞬間に絡み合うー。エレメンタル・ファンタジー第4弾。
フィアナを仲間に加えたクレアたちは、間近に迫ったヴァレンティア聖祭の準備(媚薬とか裸チョコとか)に追われつつも、精霊剣舞祭への参加条件である学内ランキング上位三枠に着々と近づいていた。だがその前に、エリスの義姉にし、ランク一位の学園最強の存在ーヴェルサリア・イーヴァが立ちはだかる。さらに、カミトはエリスに乞われて風王騎士団を手伝うことになるが、クレアはそれをこころよく思わないようで…!?「エ、エリスの胸なんかにまんまと誘惑されて、騎士団の犬に成り下がったのね」「いや、そういうわけじゃ…」越えられぬ理想。かつて見た憧れ。そして、力への渇望の果てに待つものはー。エレメンタル・ファンタジー第3弾。
精霊剣舞祭の開催まで二ヶ月を切った。だが、クレアとカミトたちのチームは、学内ランキングの剣舞祭出場枠にはまったく届かず、そもそも出場に必要なメンバーさえ揃っていなかった。そんな中、学院にオルデシア帝国第二王女、フィアナが編入してくる。かつて火の精霊姫候補だったが、いまはその資格を剥奪されて、“喪失の精霊姫”と呼ばれている彼女。学院長の依頼により、彼女とカミトたちはとある任務に挑むことになる。だが、カミトに積極的に迫るフィアナの様子に、クレアは内心穏やかではなく、料理対決や背中流し対決が始まり…!?カミトの過去を知る少女。仲間たちの絆。そして、少女の胸に秘められた想いー。エレメンタル・ファンタジー第2弾。