著者 : 戦翼倶楽部
日本初の戦乙女となった桜、弥生、晃、園香。ピラーの襲来は退けたものの、その傷跡は深かった。 親友を”守れなかった”自責に駆られる桜は、戦力増強のために集められた戦乙女訓練生の教官役として派遣される。 元気印の六車・宮古、天才帰国子女の駒込・アズズをはじめ、個性豊かな教え子に手を焼きつつ、次第に愛着を深めていく桜。 しかし、無情にも角笛は鳴り響き、彼女は残酷な「真実」に直面する。問われる桜の覚悟の真価、空を飛ぶ理由ーー。 「わかっています。私には、私のやるべきことがある」 日ノ本のエース、「枯れない桜」の戦いは、さらに苛烈に!!
突如、世界中に出現した正体不明の『敵性存在』。 その敵に対抗できるのは、神に選ばれし存在ーー『戦乙女』だけだった。 自衛官の父を持つ沖田・桜は、座して平和を甘受する生活に満足できず、誰かのために戦う力を求めて『第一次戦乙女選抜試験』への参加を決める。 そこで桜が出会ったのは、弱冠11歳ながら『戦乙女』を志す少女、渡来・園香だった。 ときに競い、ときに肩を並べ、『戦乙女』を目指して訓練の日々を送る桜たち。 しかし、運命の時は刻一刻と近付いてーー。 「かかってきなさい、侵略者。あなたたちの蛮行を、日ノ本の桜は許しはしない」
人類の敵・ピラーを退けた戦い『戦翼の再来』を経て結成された精鋭部隊「シグルドリーヴァ」。 その隊長となったルサルカの前に、主神オーディンが姿を見せる。 彼がルサルカに下した命は、人類の行く末を左右するという姉妹の保護。 だが、姉のクラウディアと妹のシーリーン、二人の容姿は、“始まりの戦乙女”にして失った親友・エイミーと瓜二つでーー!? 動揺するルサルカに追い打ちをかけるように、最大の脅威が人類の前に出現する。 「--シグルドリーヴァ。この意味を、お前は知っているか?」 絶体絶命の危機に、少女たちは過酷な決断を迫られーー!!
正体不明の敵性存在によって、生存領域を失っていく人類。その最後の希望は、英霊機に乗って空を駆ける、神に選ばれし少女ーー『ワルキューレ』だった。 才色兼備だが融通のきかない女軍人・ルサルカも、その一人。彼女が欧州の最前線基地で出会ったのは、場違いな明るさと圧倒的な戦闘力を兼ね備えた少女だった。<特別な>ワルキューレである少女との邂逅は、ルサルカの運命のみならず、人類の趨勢をも動かすことになり……。「--聞かせて? あなたの、全部」 死地に舞う少女たちが織りなす空戦ファンタジー、開幕!