著者 : 手水鉢直樹
円四郎の通う独立学校に転校生として入学したメリル。あらゆる魔術を再現出来る“交渉人”の特性を持つ彼女だが、遅刻と居眠りで成績は最悪だった。一方、学年トップだった美夜も、円四郎にあるツボを押されて以来、成績は下落し親には退学して結婚しろと迫られていた。そんな彼女たちの評価アップと、報奨金を貧乏生活の足しにするため、生徒会のミッションを受けることにした円四郎。魔術は使えなくても武術で生徒会幹部に実力を認めさせると、提示されたのは街を騒がす高層ビル連続爆破犯の確保だった。成果を上げるべく調査を進めていくなか、候補に浮かんできた人物はなんと学園の先輩、宇佐美七海でー!?
魔術師養成学校の落ちこぼれ、天神円四郎は退学の危機に瀕していた。世にも希な“破壊”の特性を持つものの、一度も魔力を扱えたことがない。そんな彼に実技試験の日が訪れる。対戦相手は学年トップの成績を誇る三宮美夜。エリート美少女を相手に、しかし、円四郎は魔術ではなく武術で無双してしまう。無能の烙印を押される円四郎だったが、ある日、研究所から逃げてきたという金髪の少女メリルを拾う。自分で服を脱ぐこともできない世間知らずな彼女だったが、どんな魔術でも再現出来る“交渉人”の特性を持ち、その能力のために命を狙われているという。メリルは護衛と引き換えに、ハズレだと思われた特性の真の力を教えると取引を持ちかけてきてー!?
調和学院高校1年、泥ケ崎洋。高校デビューしてモテたいと願う彼の野望は早くも潰えた。そう、彼はモテない土属性の死霊術師だったのだ。モテたいなら人形を作ればいいじゃない。エラい人はこんなこと言わないが、エロい洋はめげない下心で造り出した。『俺の嫁』となる美少女ゴーレムをー。だが、その彼女はツンクールで記憶まで失っていて…。「マスターたる俺が名付けてやる…俺乃嫁子だ」「却下、お前の名前は?どろがさきひろし…長い。生意気よ。略してドロシーね」-こんな主従逆転な二人が巻き起こす、どうしようもなくドタバタな学園魔術ラブコメ!