著者 : 斧名田マニマニ
「湊人くんを大好きで、告白したの。だからね、今すっごく幸せなんだぁ」 俺とりこの外出をスクープされ、混乱を収めるために交際を宣言する。 「ちゃんと恋人のふりをしないと!」 これを機にりこの態度が急変。結婚をごまかす偽装工作のはずが、猛烈な恋人アピールを俺に繰り出す!? お買い物に出掛けたり、初デートのやり直しで遠出したりと二人の絆を深めつつも、契約結婚で偽装恋人な秘密の生活を続ける。そしてーー 「みなとクン、ダイスキ!」 幼少期のりこの写真を見て、遠い記憶が蘇る。りこの初恋の人は俺だった!? 「小説家になろう」発、甘々な新婚生活ラブコメ第二弾。 新規書き下ろしエピソードも掲載!!
「新山湊人くん……! わ、私を……っ、あなたのお嫁さんにしてくれませんか……?」 学園一の美少女・花江りこに逆プロポーズされ、わけのわからないうちに始まった新婚生活。 可愛すぎる嫁は、毎日うれしそうに俺の後をトテトテとついて回り、片時も傍を離れたがらない。 掃除洗濯料理に裁縫、家事全般プロかってぐらい完璧で、嫁スキルもカンストしている。 そのうえ極端な尽くし好き。 だけど、うぬぼれてはいけない。これは契約結婚。りこは俺に恋しているわけじゃないはず! 「だめだね、私。嘘の関係でも、傍にいられれば十分だったはずなのに……」 「湊人くんが望んでくれることなら、なんでもやるよぉ♪」 「それなら、私……もう気持ちを抑えない……!」 だけど、りこの俺に対する言動はどんどんエスカレートしていく!? え……俺たちがしたのって契約結婚でいいんだよな……?
社畜な年下の国王陛下テオドールに、転生前の知識で癒しアイテムを作ることで異世界生活を楽しみ始めたエミ。 そんな彼女の前に、オネエ言葉で話す謎のイケメン・ローガンが現れた! ある事情から彼に認められたいエミは癒しアイテム作りを頑張るが、陛下はヤキモキ。 エミの特別な力にローガンが魅せられたことで、陛下の嫉妬心はピークに達し!?
佐伯えみ享年28。過労死して目が覚めたら、15歳の王妃に転生してました。 夫は齢17の国王陛下……って年下か〜い!! 元人格のエミリアちゃんに「夫婦仲は最悪だけど、気にせず好きなように生きて」と体をもらった(?)まではいいけど、 若き夫も生前の私を彷彿とさせる社畜っぷり! 「私みたいに死なせたくない」と癒しアイテムを使ってみたら懐かれて!?
約束の日、再び出会う2人。「死んでも死んでも死んでも死んでもあなたを好きになるわ」切ない約束の言葉を残し、俺の前から由依が去った。そして1年後の夏。待ち焦がれた再会の日、約束どおりに由依は俺の前に姿を見せるーただし、彼女にとってもっとも大切なものを失くした状態で。重ねていく思い出の中にはいつも彼女がいて、だから記憶はかけがえのない宝物になった。どうか忘れないで、すべての日々を。俺は願いを込め、もう一度、由依に向かって走り出す。不器用な初恋を、手放さないために。短い夏が、また始まる。
俺の初恋相手、支倉由依は毎年夏の三カ月間だけ、生まれて死んでを繰り返す。-六月。夏祭り実行委員活動に追われる日々。仲間たちの声。-七月。由依の生意気で頼りない瞳と、初めての恋。-八月。雨の味のキス。夜空を彩ったあの打ち上げ花火。すべての日々がかけがえなくて、甘く切ない思い出に満ちていた。そして最後に、心をえぐられるような別れの瞬間が訪れる。それでも俺はこの想いを決して手放さない。「死んでも死んでも死んでも死んでも好きになる」と、彼女が言ってくれたからー…。一瞬の命を恋で燃やす、今世紀もっとも泣けるラブコメディ。