著者 : 新井円侍
巡幸の半女神 2巡幸の半女神 2
神の尖兵である巨大昆蟲により人類はただ絶滅を待つばかりの未来。主人公・レウレッドはデミ・ギガントと呼ばれる巨人型兵器に跨り浮揚式要塞艦に帰還する。地上にはびこるマンハンターは数百万匹。対して、現状稼動している要塞艦の数はたった十四隻。彼らが“害虫駆除部隊”の呼称を有名無実にしないための道程ははるか遠い。レウレッドは半女神の少女エウトリーネをこの要塞に匿いながらデミ・ギガントで出撃し続ける。どれほど戦力差があっても、どれほど不可能な事態であっても。しかしエウトリーネはこの半機械の巨人を統べる艦にある謎が秘められていることに気付く。人類の絶望を、半女神の少女は救えるのかー
巡幸の半女神巡幸の半女神
未来。それは明日か数百年後かわからない未来。神の尖兵である巨大昆虫により文明は崩壊し分断された未来。主人公・レウレッドは敗残兵であった。人類最後の希望であった鎧巨人に乗り込み、仲間とともに世界を希望の光に導く勇者だった。仲間を失い、生きる希望を失ったレウレッドの前に神と人類の血を引く少女・エウトリーネが手を差し伸べる。そこへ襲い来る神々の尖兵ども。人々を護るために、レウレッドは再び鎧巨人の起動を試みる。少女・エウトリーネが指す地に未来はあるのか。果たして彼女は人類の光なのか、それともー
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