著者 : 日富美信吾
もしも、己が望むような「異世界転生」ができるとしたらー?前世の記憶を保持しつつ、チート能力持ちの俺TUEEEEE勇者として、悪をなぎ倒す無双人生!または魔王として、生意気な勇者たちを圧倒的な力でもって打ちのめす人生!それとも可愛い女の子たちをはべらせ、ハーレムを築く人生!?-ならばぜひともお願いしたい!そんな思いを密かに抱く高校生の志郎は、本当に死んでしまっていた。しかもトラックに轢かれて。このフラグ、期待せずにはいられない!!そこに現れた、エルフにも見える美少女フィリア。彼女は志郎に告げる。「あなたは転生できないの」…え、うそでしょ?志郎の転生(できない)ライフがいま始ま…る?
中二病としか思えない発言によりついた呼び名はー『魔王子様』。しかし何を隠そう、本物の魔族なのである。勇者に倒された父親の仇討ちを果たすため、異世界である地球に乗り込んで来たのだ!しかしリファイと来たら、地球征服をしようとするわけでもなく。途中で出会った美少女・井奇琉羽のことばかり気になるし、お伴の美少女・ミルファには齧りつかれるし、思っていることをつい口にしてしまう悪癖のせいで状況は悪くなるばかり。そんなことで伝説の悪鬼羅刹と謳われる、憎き勇者を探し出し、倒せるのか!?
“想刻器”と呼ばれる、死者の怨念が宿ったモノが引き起こす事件が多発する世界ー曰く、それは壁の中から現れる。曰く、それは空を飛ぶ。曰く、それは炎でさえも生み出すー。それらを回収し、封印する特務機関“想刻器対策局”があることを、一般の人々は知らない。その回収課に所属する少年、史賀雪眞。彼は“想刻器”に対し、並々ならぬ激しい憎しみを抱いていた。大切な家族を奪われた過去がゆえ、回収ではなく、破壊することを目論むほどに。やがて、ある事件の中で一人の少女、祈璃を救う。「俺が…護った?笑顔を?」「助けてくれて、ありがとうございました…!」眩しい笑顔の彼女との出会いは、雪眞の心の闇に差し込む光となるのかー!?
各国には、その国を司るその国そのものである“神姫”が存在する。和菓子嫌いの神姫(日本子)、オタク神姫(フランス子)-ろくな奴がいない。俺、草薙鎮雄の中で“神姫”の残念なイメージが固定された頃、出会ったのは天使ー正確には天使と見まがうばかりの、超絶美少女ーその名は、アメリカ子。大艦隊を引き連れやって来たので、いつものように残念な奴かと思いきやー自分のためではなく、周りの人たちのために健気に頑張る、超絶良い子だった!?お馴染み、日本に影響を与えまくりの“日本を司る神姫”日本子と愉快な仲間たち(俺以外)で繰り広げるチャチャチャ遊戯。
「日本を司る神姫」。それは、泣けば雨、怒れば雷、お気に入りは大流行ーと、まさに日本そのものと言っても過言ではない存在。ある日「新しい日本の神姫になりに来た」と現れたのは「フランスを司る神姫」のフランス子(残念なことにオタクの中のオタク)。その宣戦布告を受けて立つ気満々の日本子(現・日本を司る神姫)。しかしフランス子は、茶道・華道・香道・日舞・盆栽・流鏑馬その他諸々、ものすごくいろいろな意味で日本に精通していた。お約束のように絶対的危機を迎える日本子。そんな奴が奇跡の勝利を獲得するべく、唯一の手段として手にしたのはー!?世界を巻き込む笑顔満開系チャチャチャ遊戯、れっつごー。