著者 : 景
魔人族の国から慣れ親しんだクロイツへと無事に帰還し、平穏な日常を取り戻したデイルとラティナ。帰還後、特にラティナを喜ばせたのはークロイツで食べる美味しいごはんの数々だった!!今明かされる、魔人族の国の残念すぎる食生活。少しでも美味しいものが食べたいラティナは、密かにとある料理の完成に挑む!?ほかにも、天翔狼のヴィントが持ち込んだもふもふ騒動や、ラティナの可愛すぎる幼少期エピソードも満載!クロイツでの楽しい日々を存分に謳歌する大人気アットホームファンタジー、書き下ろしも充実の第7弾!
容赦なく魔王たちを屠り続けた結果、予想外の事態はあったものの、無事にラティナをこの手に取り戻すことが出来た白金の勇者デイル。問題解決と同時に、勇者としての威厳が完全に抜け落ちた彼は、ラティナの傍を動こうとせず、離れていた時間を埋めるように、周囲が呆れるのも無視してイチャイチャ三昧の日々を満喫していた。一方、自分の選択により多くの犠牲者が出たことを悔やむラティナの前に現れた、意外な人物とはー?ラティナの両親が紡ぐ、切なくも温かな珠玉の前日譚も完全収録の、大人気アットホームファンタジー、第6幕!
大陸東部の穏やかな街、リアフィアット市。そんな街の片隅に、店員二名の小さな宝石店があった。-『スプートニク宝石店(ジュエリー・スプートニク)』。ある日、「宝石を吐き出す」少女クリューと、宝石店店主スプートニクのもとに一通の手紙が届く。送り主は、宝石商会会長・クルーロル。内容はクリューへの「エルキュール宝石学校・体験学校」の入学案内だった。遠く離れた地・大陸統都ヴィーアルトン市での体験学校であったが、クリューは一人でこの体験学校に参加することを決める。一方、リアフィアット市に残ったスプートニクには、ある異変が起きていた。その変化に戸惑っていた折、彼にとっては非常に好ましくない客が来る。クリューとスプートニク。出会ってから初めて離れ離れになる二人、彼らの胸に芽生えるものとは…。宝石に愛された少女の、甘くて淡い、ファンタジーノベル。新章開幕。
遂に長年の恋心が実を結び、デイルとの婚約を果たしたラティナ。しかし、その直後にラティナは『八の魔王』としての自分に課せられた、逃れられない宿命を知ってしまう。自分の所為で大切な人を傷つけられたくないーその一心からラティナが自らを犠牲にする選択をしたことにより、デイルもまた、大きな決断を下す。「取り戻す。絶対に」すべては消えてしまった愛するたったひとりの少女の為に。今ここに、元保護者による七人の魔王殲滅の旅路が幕を開ける!!