著者 : 望月くらげ
私は、過去を変える。 それがたとえーー許されないことだとしても。 付き合っていた少年・新から、突然別れを告げられた少女・旭。 思い出を引きずったまま高校生になったある日、新が病死したという知らせを受ける。 彼がつけていた日記帳を受け取った旭は、その日記に書かれた驚くべき【秘密】を知ってしまう。 「何度でもーー何度でも、新に、大好きだよって伝えたい」 旭はそう願うが、それはとても不幸せで、幸せな【初恋のやり直し】のはじまりだったーー。 カクヨムWeb小説コンテスト受賞の大ヒット作品が、遂に文庫化。号泣必至のラブストーリー。 プロローグ・・・5 第一章・・・15 第二章・・・103 第三章・・・229 第四章・・・311 エピローグ・・・391
火事でアパートを追われたOL・舞。新居のシェアハウスは皆無愛想で、住人同士仲良くしてほしいと大家に頼まれるが、特に101号室の大地は素っ気なく前途多難だ。ところがある日、舞のコンビニ食を見かねた大地が生姜焼きを振る舞ってくれた。誰かと一緒に食べるご飯は格段に美味しい。この気持ちを分かち合いたい。舞は手料理をお弁当箱に詰め「よければどうぞ」とそっと冷蔵庫に入れる。すると翌日、空箱と一緒に一枚のメモが残っていてー?「おいしい」が綴る、人間模様と恋のあったか物語。
大学入学を機に一人暮らしを始めて二ヶ月。真緒は早くも詰んだ。壊滅的な料理下手で、総菜で凌いできたが、遂に貯金も尽きたのだ。空腹のあまり倒れ、気づくとそこは小料理屋『囲炉裏』。真緒は助けてくれたイケメン店主・神代の手料理の煮付けを食べるが…あれ?イマイチ美味しくない!?そこで味見が得意な真緒がちょい足しを提案すると、絶品料理に変身!おかげで神代には「ここで働いて俺に料理のアドバイスをしろ」と上から目線に頼まれて!?ひと匙加えた、味の決め手が恋の決め手!温かご飯と恋の物語。