著者 : 朝凪
「紹介しようではないか。なんなら嫁にでもするか?」デーモンの国でバッシュは、デーモン族の長シーケンスからドラゴン討伐隊の生き残りを嫁にする許可を得て、救出のためドラゴンの巣へと向かうことに。『オーク英雄』と『ドラゴン』-ヴァストニア大陸で最強の二匹が相対する!伝説となる激戦の中、バッシュは討伐隊の生き残りらしきデーモン女を保護するのだが…。「たすけて。ころさないで」怯えきるデーモン女を安心させ、惚れさせるべく、バッシュは語り始めるー。かつてドラゴンを殺し、『英雄』と呼ばれることになった戦争を。
花嫁候補を求めデーモンの国を目指すバッシュだったが、『水の精霊』の願いを聞き、オーガ族の兄妹ルドとルカを助ける。 「オレを、あなたの弟子にしてください!」 母である大闘士ルラルラを殺され、仇を討つため旅をするルドとルカに懇願され、英雄は初めての弟子を取ることに! 弟子になったルドを鍛えながら仇を追いかけ、バッシュたちはサキュバスの国へ立ち寄る。 「食堂に興味はおありですか?」 「無いと言えば嘘になるな……」 女王の提案により、サキュバスの食事を見学することになりーー。 『大切なもの』を英雄は守り抜けるのか!
(戦が始まる前に勝利を確信することは幾度となくあったが…)第三王女の結婚が間近に迫るビーストの国で、第五王女のシルヴィアーナから一目惚れされるオークの英雄バッシュ。敬愛していた勇者レトを殺した張本人のバッシュへ積極的に迫ってくるシルヴィアーナだが…。ビースト族の必勝モテマニュアル(雑誌)を手にした英雄に隙はなく。「デートだ」「いけずなお方…私は食後のデザートということなのですね?」順調に逢瀬を重ねていきー。愛と平和の使者、エルフの大魔導、サキュバスの軍人も入り交じり権謀術数が渦巻く中、英雄は闇を晴らすことができるのか!
「あたしの闘士になってくれ!」オークの英雄バッシュは訪れたドワーフの国で、ドワーフの少女プリメラからプロポーズ(?)を受ける。勘違いであることがわかり、一度は話を断るも彼女が参加しようとしていた『武神具祭』で優勝すれば、あらゆる望みが叶うことを知りー「女を手っ取り早く手に入れたいってワケか…」鍛冶師プリメラの闘士となることを決意する。「あんたは馬鹿力で、剣の腕も大したことない」「…間違ってはいない」バッシュのことを知らないプリメラの心配をよそに、英雄は武を示し、当然の如く大会を勝ち上がっていく!
『大切なもの』を捨てる旅に出たオークの英雄バッシュ。次なる花嫁候補を求め辿り着いたエルフの国で、相棒のフェアリー・ゼルから衝撃の事実を告げられるー。「今、エルフの国では異種族との結婚がブームらしいっす!」千載一遇の好機をモノにしようとするバッシュだが…。金が必要と分かり、ゾンビ狩りをして金を稼ぐことに。「俺はまた、お前に会いに来る」「私に会いに…だと!?」そして選ばれた花嫁候補のサンダーソニア。しかしバッシュは彼女が、かつての戦争で自分が倒した大英雄であることを知らず…。WEB上で屈指の人気を誇るヒロイン本格参戦!
十二の種族を巻き込んだヴァストニア大陸の戦争で、ありとあらゆる敵を打ち倒し、『英雄』の称号が与えられた最強の戦士バッシュ。全オークから尊敬と信頼を集めるバッシュだが、実は大きな秘密を抱えていた。「はぁ、憧れるよな。一体今まで、何人の女を抱いて孕ませてきたんだろうな…」(…ゼロだよ)そう、『童貞』だった。種族の誇りと名誉を守るため、そして『童貞』を捨てるため、オークの英雄は嫁探しの旅に出る。「どうやらヒューマンの常識では、いきなり性行為を持ちかけても合意は得られんらしいな」これは真の英雄へと至る漢の物語。