著者 : 木場智士
魔法の使えない魔法使いの物語魔法の使えない魔法使いの物語
魔法使いを育成する学園“オーバル”には一人の有名な生徒がいた。魔法学園の学生でありながら魔法の使えない少年、レグナ。彼は惚れっぽい上に、好きになった相手に次々と不幸を招くという噂の問題児でもあった。もはや恒例と化した幼なじみの少女エルの魔法攻撃に、告白を邪魔され、兄の事が好きな妹リュリュには、きわどいアプローチで迫られる学園生活。そんな彼がなぜか優等生のクラス“セレスタ”の推薦を受け、さらに波乱の物語が始まった。
りんぐ&りんく!りんぐ&りんく!
何故か急にアパートの給湯器が壊れてしまったため、隣町の銭湯に行った俺がバッタリ会ったのは隣のクラスの美少女市瀬さん。何故か帰り道も俺にぴったり付いてきた彼女が言うことには、給湯器を壊した犯人は市瀬さんで、何故壊したかと言うと俺を銭湯に誘き出すため、らしい。さらには今日以降ずーっと俺の家に泊まるなんて言い出した。理由は俺が「あたしの所有物だから」、と。…えっと、俺、一人暮らしだから、結構マズイと思うんだが…?結局、ばらまかれたら破滅必至のケータイ写真を突きつけられ脅されて言うなりの俺・常磐祐樹の運命は。
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