著者 : 木崎優
教会の影が迫り、リオンとアリシアの絆が試されるーー 教会から離れ、正式に公爵家の養女となったアリシア。聖女の不在により苦しむ人々の実情を知った彼女は、辺境での慈善活動に参加することに。 そんな中、話の裏に教皇がいることを知ったリオンが変装して付き添うことになり、共同作業や祭りなどを通じて、二人の距離は更に縮まっていく。 一方、聖女を必要とする人々を口実に、教皇はアリシアに近づく。教会に復帰することを迫られて、悩む彼女が下した初めての決断とはーー 「リオンさまと一緒なら、大丈夫」 これは虐げられた少女が自分の声を取り戻し、幸せになる物語。
歌声から始まる、大逆転純愛ラブストーリー。 歌声で人々を癒せる聖女アリシアだが、すべての功績は美しいお飾り聖女に奪われ、シスター達に虐げられて育った。 ある日、この国の第二王子ヴァリスが聖女に求婚してきたのをきっかけに、アリシアは邪魔者として命を狙われてしまう。 そこに救いの手を差し伸べてくれたのは、優しき第一王子のリオン。 「君の歌声は俺を救ってくれた」 彼はなんと、かつてアリシアが雪の中で救った少年であり、アリシアのことを忘れずにずっと探し続けていたという。 その誠意に触れて、アリシアは初めて愛の存在と心の温もりを知ることにーー これは虐げられた少女が愛を知り、幸せになる物語。
十六歳に婚約破棄されるという人生を六度も繰り返してきた、公爵令嬢クラリス。どんなに努力をしても婚約者は別の女性を好きになり、こっぴどく振られ、気がつくと六歳まで人生が巻き戻っているのだ。そうして訪れた七度目の人生ーすべてを諦め、一人で生きていくことを決意したのだけれど、ひょんなことから婚約者の従兄であるクレイグと出会う。これまでの人生では関わりのなかった彼との出会いは、クラリスの未来を大きく変えていき…ネットで人気のループファンタジー、待望の書籍化!