著者 : 木村千世
魔術の悪しき力より王都を守る「青の薔薇十字団」。それを率いるセシアの日々は個性的な従者たちに囲まれ、さらには次期魔王候補・ラゼリオンからの熱烈な求愛でますます賑やかに。そこへ、セシアのことを愛してやまないシスコン兄・シリウスがやってきた!当然ラゼリオンとは一触即発に…!?頭の痛いセシアだが、そんな中もたらされたのは「黒世界」の第二王子ーラゼリオンの兄があのフランケンシュタイン博士の屍体をもって現れたとの情報でー!?大人気シリーズ、急展開の第4弾。
「次に逢う時には、あなたの敵になっているかもしれない」-勝手に花嫁候補にされた挙句、とある狼藉を働かれますます意識せざるをえない次期魔王候補・ラゼリオンにセシアが唐突に告げられた言葉。そして悪魔は忽然と姿を消した…!同時にセシアが追っていた組織“アリスの箱庭”も消えたとの報告が!“アリスの箱庭”を支配する『紅髪のアリス』の情報を得るべく、セシアは少年ブラッドレイと会うが、そこである悪魔の存在を知りー!?人気沸騰ゴシックファンタジー、第3弾登場。
アルビオン王国が抱える秘密騎士団「青の薔薇十字団」。それを率いるのは自身の素性にも秘密をもつ銀髪の少女セシア!彼女はマイペースな契約者ー寝穢いアンニュイな吸血鬼、バカ力な壊し屋の人狼、無口で義理堅い改造人間らの手綱をとりつつ、悪魔や魔術に関する事件に立ち向かっている。ある時、女王主催の舞踏会で魔物らしからぬオーラの悪魔と遭遇したセシア。その後女王を模した自動人形を巡る事件が起こりー!?霧の王都を舞台に、ミステリアスなゴシックファンタジーの幕が開ける。
舞師シュマリアの今度の任務は、『白塔都市』で行われる政略結婚の、目下マリッジブルーな花嫁の付添い人。王太子ナセルとは離れているが、(国家機密の!)星魔術を使った逢瀬(?)に幸せな気持ちに…。ところがその逢瀬中、襲撃にあったらしいナセルと突然通信が途切れた。そして“星流の瞳”を持つシュマリアを“炎帝の神子”にしようと、その前に姿を現したのはー!?王太子ナセルとの恋&バルク家との戦いもクライマックスへー。舞姫が奏でるアラビアンファンタジー完結巻。
東領に戻った舞師・シュマリアは、時々ナセル王子を思い出してふわふわとする毎日。そこへ、ナセルが東領を訪れるとの情報が!思わぬ再会に色めきたつシュマリアだが、その甘いひと時を再びバルク家からの刺客に襲撃される!!王太子ナセルだけでなく、〈星流の瞳〉を持つシュマリアにもバルク家の手が伸びてきたのだ。その陰には旅団が密命を受けている宝石『空知らぬ月』と、ナセルの過去に絡む人物がー!?第10回えんため大賞佳作受賞作、舞姫が奏でるアラビアンファンタジー第2弾登場。