著者 : 木村樹崇
真の黒の望みである“無尽の悪意”復活を阻止するため、由真はシロネクロたちと協力して真の黒へ総攻撃を仕掛けることに。だが、真の黒の猛攻や謎の強敵・名無しを前に由真たちは劣勢に。さらに火竜の力におぼれた由真は反動で記憶を失い、雪路たちがさらわれてしまう。全てを失いシロネクロのビルに幽閉されてしまった由真だったが、そこへ助けに現れたのはクロネクロの万里王とプラトーンだった!?敵であるはずの由真を救う彼らの目的とは!?そして、雪路・ソファイアの運命はどうなるのかー!?泣いても笑ってもエッチできずに死んじゃってもこれで最後!?死ぬほど笑えるネクロマンティック・ラブコメ。
オレの下半神が有頂天!死ぬほど修学旅行をエンジョイすんぞウォォォ!って、オレこと不二由真は既に死んでるゾンビだけどね。そんなことより修学旅行といえば高校生活最大級のイベント!そしてテンション上がりまくりのオレが向かうその場所は、心も体も開放的な南国の地・沖縄!…ときたら、水着姿の高峰とムフフなこととか、もしかしたらそれ以上のイベントも待ってたりしてグヘヘ…え?違う!?オレを待ってるのはクロネクロと高僧のオッサンと幽霊の女の子だってぇ!?…えーと、マジ?美少女ネクロマンサーと、えっちでおバカなハイテンションゾンビで贈る、ネクロマンティック・ラブコメ第3弾。
『奇跡の宝石盗難事件』で街中が騒ぎ始めた頃、相変わらずおバカでゾンビな高校生・不二由真はシロネクロの美少女・高峰雪路のえっちな妄想を楽しんでいた。その頃、“賢者の石”が盗まれたことを巡り、クロネクロ幹部・四札のヴィクターが“賢者の石”奪回に向けて動き出す。時同じくして、シロネクロ協会は、戒律違反の疑いがある雪路の査問会を開くため、シロネクロたちを樽多露市に集結させていた。騒がしい街の水面下で動き出すシロとクロの屍霊術師たち。そして、雪路にかけられた疑いとは一体ー!?裏でそんなことが起きているとは知らず、由真はやっぱり雪路のえっちな妄想を楽しんでいたのだった。しかし…。
「オレは死ぬ前に一度くらい、女の子とえっちしてみたかったんだよおおおッ!!」そんな強い未練を糧に普通の高校生・不二由真は不慮の死からゾンビとして蘇った。彼を蘇らせたのは善い屍霊術師・シロネクロの美少女、高峰雪路。彼女は秘宝“死者の書”を悪い屍霊術師・クロネクロに狙われ、巻き添えで由真が死んでしまったことを教える。そして、由真を守るために「一緒に暮らしなさい」と命じるのだった。その言葉に喜ぶ由真だったが、欲望を満たすと成仏してしまうためえっちな行為は禁止と知って悶絶する。女の子との楽しい共同生活のはずが、さらなる大波乱に巻き込まれてしまい!?第17回電撃小説大賞“大賞”受賞作。