著者 : 本田壱成
シンドローム×エモーションシンドローム×エモーション
突然の眠りを経て異形の力を目覚めさせる病“スノウホワイト・シンドローム”。その奇病が世界に蔓延して数年。強すぎる感情を源とする力に目覚めた“覚醒者”は、世界から疎まれていた。そんな覚醒者が辿る道はふたつ。反社会的な行動に走るか、そんな彼らを取り締まる側に回るかだ。治安維持組織「Seventh」に所属する千歳環は他人の力ー“正夢”を複製して任意に使用できるという特性を持っている。しかし覚醒者にとって心の傷そのものともいえる正夢を好き勝手に使う環は、同じ覚醒者の仲間からすら疎外されていた。世界にも、仲間内にも居場所が無いーそんな環がある事件でひとりの少女を保護するがー。
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