著者 : 杜宮花歩
23時の喫茶店 明日を彩る特別な一杯を(1)23時の喫茶店 明日を彩る特別な一杯を(1)
バイトに明け暮れ、これからの人生に漠然と不安を抱く美大生の伊織は、ある日特別な条件を満たす客人のみを迎える「真夜中の喫茶店」の噂を耳にする。まるで興味のない伊織だが、不思議な巡り合わせでその喫茶店を訪れることに。迎えてくれたのは、人形のように美しく聡明な店主・透子だった。 紅茶専門店だというその店で透子が淹れた一杯と、その紅茶にまつわる話を聞いた伊織は次第に心が解きほぐされーー。 深夜23時。今宵も弱った心を癒す喫茶店の扉が開く。 プロローグ 第一話 アールグレイ 第二話 セイロンティー 第三話 茶外茶 第四話 和紅茶 第五話 紅茶専門店アルデバラン エピローグ
怪異学専攻助手の日常 蓮城京太郎の幽世カルテ(1)怪異学専攻助手の日常 蓮城京太郎の幽世カルテ(1)
怪異に悩んでいるなら、相談に来るといい。東嶺館大学で知る人ぞ知るミステリアスな青年、蓮城京太郎。怪異学を研究している彼のそばには、白犬に変化できる明るい妖怪・檮原遙がいつも寄り添っている。ある日、人生に悩む折笠亜紀が二人を訪ねてきたことから、波乱の物語が幕を開ける。聞こえるはずのない声や音に煩わされる女子大生、大学の収蔵庫になぜか現れた稲荷神社の眷属神・白狐…。妖しく不可思議な事件に、京太郎たちが立ち向かう。怪異を呼び起こすのは、いつだって心に潜む闇ー。
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