著者 : 東上文
未開の森に追放されたクラインは、スキル『クラフトブック』の力で様々な物をクラフトしながら、猫竜のモチ、ソロ冒険者のイリスと共にサバイバル生活を満喫していた。そんな中ついに台所をクラフトしたことで、これまで焚火で魚を焼くだけだった食事内容が改善され、焼き立てのパンがいつでも食べられることに大喜びする。 次に計画したのは拠点周りの安全を確保すること。そのためにクラインはエルフ族の長コルタナに会いに行き、拠点近くの山を削ってほしいとお願いをする。しかし返ってきた答えは「最近森で暴れている黒猫竜を討伐せよ」というクラインを試すような交換条件だった。 果たしてクラインは、暴れまわる黒猫竜の問題を無事解決し、コルタナの試練を乗り越えられるのかーー!?
凶悪事件の犯人に間違えられた男子高校生は誹謗中傷により、自ら命を絶ってしまう…。と、思いきや気がつくと鬱蒼とした森の中にいた。目の前に出現した大型の魔物に襲撃されいきなりピンチに陥るも、【神具】という武器を生み出す能力が開花。【神具】により黒銃と黒剣を生み出し、見事に魔物を撃退する!その後、偶然現場にいた貴族たちを助けたことで、カラード子爵のもとに居候することになる。自身の名前を憶えていない彼は、勝利を意味する“ジーク”という名をカラード子爵から授かるのだった。そんなジークが能力の鑑定を受けると…神具の能力は数万人に一人のレアな能力であること、黒(闇)属性のレベルが上限に達していることが発覚。異世界で規格外の強さを発揮していくのだったー!
武力至上主義のエオニス侯爵家で養子となったクラインは、生産職(クラフター)スキルを授かったことで酷い扱いを受けていた。そして、15歳の誕生日の日、とうとう未開の森へ追放されてしまう。 鬱蒼と茂る森を前にしたクラインは、この森が前世でやり込んだゲームに出てくるスケアグロウ大森林だと突然思い出し、散々ゴミスキルだと罵られ虐げられてきたスキルが、実はなんでも作れてしまうS級スキルであることも思い出す。クラインはゲーム知識とスキルを使ってこの場所に理想の国を作ることを決意し、意気揚々と森の中へ入っていく。 森で出会った猫竜のモチと共に着々と開拓を進めていくクラインだが、味気ない食事を何とかすべく近くの街へ買い出しに向かう。そこで知り合ったソロ冒険者のイリスと共に買い物を終え拠点へ戻るとーー!?