著者 : 枝豆ずんだ
野生の聖女は料理がしたい! 2野生の聖女は料理がしたい! 2
ドゥゼ村の秘密を解き明かし、村に結界を張り直したエルザ。今後はラグの木だけではなくきちんとした食事がとれるようにと、村の改革を進めていく。変わっていく生活に不安を抱いたイルクと衝突したり、不思議な猫と遭遇したりとトラブルもあるものの、いつかお店を開くという夢のため、エルザはスレイマンに協力してもらいながら猪突猛進に料理を作っていく。そんなある日、長寿種の人たちが、結界を張った聖女に会うために村にやってきた。話を聞くと、かつて泥に呑み込まれてしまった土地を取り戻したいと言う。自分にできるのならば協力しようと、エルザはスレイマンとバーニャとともに、ドゥゼ村を発つのだがー。
野生の聖女は料理がしたい! 1野生の聖女は料理がしたい! 1
料理人の「私」は、夢であった自分の店を開く直前に通り魔に刺されて命を落とした。次に目を覚ましたとき、そこは異世界で、なぜか小さな少女になっていた。しかし、前世のことをわずかに思い出したのもつかの間、乗っていた馬車が盗賊に襲われてしまう。運よく不思議な狼に助けられて一命をとりとめたが、前世の記憶は取り戻したものの、ここがどこで、この世界の自分が何者なのかもわからない。ひとまず狼とともに森の中で暮らすことになった「私」は、狼が持ってきてくれた生肉を見て強く思ったー料理がしたい、と。聖なる炎でベーコンを炙ったり、洞窟で死にかけていた男を助け、彼が仕留めた魔獣で焼き肉パーティをしたり。異世界の森の中、破天荒な少女のとんでもサバイバルクッキングが繰り広げられる!
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