著者 : 桂かすが
長きにわたるヒラギス奪還作戦も終盤。 ヒラギス最北の拠点、北方砦を奪取したマサルだったが、城壁が崩壊した砦で魔物たちの最後の猛攻に晒されてしまう。追い詰められたマサルは、かつて勇者が使っていた光魔法を取得して兵士たちを鼓舞する。そして、最後の魔力を振り絞り大規模な攻撃魔法によって、辛くも勝利を収めるのだった。 「世界は二十年後に滅亡する」 そんな平穏を取り戻しつつあるヒラギスで、マサルの口から今まで誰にも明かせずにいた神託が語られていく。加えてダークエルフからは裏切りの誘いがあり、更にこの世界の驚愕の真相が明かされる。それでもマサルは平穏な生活を求め、ウィルの恋を応援するが、まったく偶然に、帝国の暗躍に巻き込まれ大騒動に発展してしまう。
ヒラギスを奪還するため十分な戦力を揃えた人族諸国軍であったが、魔物の戦力は予想を上回り当初から苦戦を強いられていた。このままでは民や兵士に多くの犠牲が出るのではと危機感を募らせたアンの意を汲み、マサルたちは全力での介入を決意し、北へ南へと忙しく活躍していく。そして暇を見つけては剣の修行をやらせようとする剣聖や、冒険者風情とふんぞり返る将軍に苦労しながらも、マサルたちはようやくヒラギスの半分を奪還するに至った。だが、魔物側も黙ってはいない。人族の手に戻ったヒラギスの公都に魔物の大群を集結させ反転攻勢に出たのだ。これにより戦場は総力戦の様相を呈していく。倒しても倒しても尽きない魔物の群れに、広がる戦線。マサルたちでさえ手一杯になり、形勢は悪化の一途を辿る。そして追い込まれたマサルは、これまで触れないできた光魔法の取得に踏み切るのだった。戦場に輝く光魔法は状況打開の突破口となり得るのか!?正念場の第十一幕が開幕する!
一〇〇人抜き大会開催や突然の剣聖の襲撃、さらには剣聖にチートがバレ、弟子になるはずが逆に主と見定められてしまったりと、予想外の展開に困惑しつつもマサルたちは予定どおり剣の修業を開始する。だがマサルは、スキルを使いこなせていないという剣聖からの指摘により、ステータス強化関連のスキルをすべてリセットした状態で挑むことに。その結果、思いの外の弱体化により修行開始二日目にしてマサルは一人、下位ランクからのやり直しを命じられる。スキル弱体と魔法禁止ルールによる一〇〇人抜きへの挑戦!マサルの剣はリュックスに届くのか!?そして動き出すヒラギス奪還作戦!努力!友情?勝利!?の第十幕!
剣闘士大会はサティの優勝で幕を閉じた。闘技場内に用意された打ち上げ会場で注目の的になるサティと、良かれと思って出した助け舟で注目を浴びてしまい自爆するマサル。そんな中、話があると軍曹に呼び出されたマサルは、帝国のブルムダール砦への物資の輸送を依頼されるとともに、ヒラギス奪還作戦への協力を求められた。しばし悩むマサルだが、ヒラギス奪還作戦に参加せよという神託が下り、一も二もなく協力を表明するのであった。新たなパーティメンバーにフランチェスカを迎え、目指すは帝都辺境!シラーとウィルの急成長に、増える後援者!益々スケールアップの帝国編開幕!
エルフの姫リリアを娶り、エルフの里の後援のもと村の開発を進めるマサル。常駐する美しいエルフ見たさに人が集まり、村は大きく賑わい開発は順調。余裕の出てきたマサルたちは、王都のお祭りを見るべく村を出立した。ところが王都について早々、サティの剣闘士大会出場を皮切りに、気楽な観光が一変する。ティリカの過去の因縁を断ち切るため、マサルも剣闘士大会に緊急参戦することになり…。サティが予選でまさかの敗北!?マサルvsラザード再び!一筋縄ではいかない怒濤の王都剣闘士大会編、ここに開幕!
エルフの里を救ったマサルだったが、戦いでの疲労とドラゴン戦の際の汚水が原因で寝込んでしまう。復帰したマサルを待っていたのは、開拓地を新たな村とし、そこを統治してみないかというオルバからの提案だった。村を作ることには問題はなかったが、領主である伯爵との交渉は難航する。しかし、突如現れたリリによって、伯爵との交渉は強引にまとめられてしまうのだった。リリは一向にエルフの里を訪れないマサルに、業を煮やしてやってきたと言う。リリと共に里へ着くと、マサルたちを待っていたのは、エルフからの感謝!感激!雨あられ!村、防壁、城、新たな嫁、なんでも作る日常系パート開幕です!
奇襲とはいえ軍曹に一太刀与えるまでに至ったマサルの訓練の日々より数日。伊藤神のクエスト『ナーニアさんを助けよう』をクリアすべく、遥か東を目指すこととなったマサルとその嫁たち。彼女のいる村へ向かう商隊と交渉し、護衛を引き受けることで馬車に乗せてもらい旅路を急ぐ。その道中、マサルは初めての対人戦闘を経験することとなる。-魔物だと思え。オークみたいなもんだ。人を襲うのはどっちも同じ。殺らないと殺られる。はたしてマサルたちは無事村まで辿り着き、ナーニアの窮地を救うことができるのか!?そして、より大きな窮地が待ち構えていることをマサルたちはまだ知らないー。商隊、ナーニア、そしてエルフの里も!?一切合切助けまくる大忙しの第五幕!
ゴルバス砦の攻防、エリザベスを賭けたナーニア戦、サティの奴隷解除、ティリカの婚約者との決闘、アンジェラの司祭問題…等々、数多くの出来事を経て「四人」もの花嫁をめとることとなったマサル。彼女たちに対し、自分はこの世界の人間ではないとついに打ち明けるマサルだったが、加護によるスキルの取得の件で予想以上に盛り上がり、本来の話から大きく脱線してしまう…。そんなある日、突如マサルのメニューが開き、伊藤神のクエスト「ナーニアさんを助けよう」が発生したことで、物語は大きく動き出す。まだまだ続くニートなりの異世界冒険ライフ、新章早々波乱の予感!
モンスターの大軍に包囲され、劣勢を期すゴルバス砦へ救援として到着するマサルたち。負傷者の大量回復、範囲系魔法による敵の駆逐、土系魔法での城壁の修繕と、マサルは八面六臂の活躍で戦場を立て直していく。そしてマサルは知ることになるー人を逸脱した力ゆえ、決して行使してはならない“禁呪の存在”を。救うべきは自分の命か、それとも他人か…!?チートスキルは伊達じゃない!ニートなりの異世界冒険ライフ、激闘の第三幕!
ニートのマサルがハロワから異世界に飛ばされて早数ヵ月。野ウサギから始まった冒険もドラゴン討伐に至り、念願の奴隷購入と相成った。奴隷の名はサティ。不自由だった目を治してもらった恩と、捨てられまいとする努力で果敢に奉仕を行うサティだが、女慣れしていないマサルは逃げの一手。そんなちぐはぐな二人のもとにアンジェラ、エリザベス、ティリカらが押しかけ、マサル邸はさながらハーレム状態となる。世界の破滅も大冒険も今はおあずけ。困りながらも幸せな日々を送るマサル。だが、それが嵐の前の静けさとは…もちろん知る由もなかった。やってきましたハーレムフラグ回収巻!
ニートがチートで異世界冒険ライフ!とある求人の面接から即異世界送りとなったニートの山野マサル(23)業務内容は20年以内に破滅を迎える世界で、特定条件を満すか20年間生き残るだけの簡単なお仕事。目下、野ウサギ狩りや、女の子たちとの出会いでハーレム計画を遂行中。無理せず頑張って、目指すは無事生還!