著者 : 森崎亮人
古来より伝わる御伽噺の数々-。物語の英雄達は、人知れず現代の浅草に顕現していた。彼らの使命は、悪しき怨念と共に現れた魔物「夷狄」の討伐。だが、この使命の中心である「桃太郎」の顕現者、桃瀬みろくはというと、「…腹減りすぎてマジ死ぬ…」家賃三万三千円のボロアパートで飢え死にかけていた…。肝心の才能は弟の小太郎にしか受け継がれず、不貞腐れて大学も休学したみろくは、無力・無能・無職の干物女に成り下がっていたのだ。だけども、所詮この世は諸行無常。どう見てもヤクザにしか見えない顕現者のリーダー「師匠」に雇われたみろくは、再び悪鬼妖怪と対峙することに…。これは「昔々」から続く現代の御伽噺ー百鬼目録(フェイクロア)。鬼退治は桃瀬さん家にお任せあれ!
世界統一を成した英雄“北の皇帝”ジンには、多種族が集う名門・セントラル学園での講師生活など造作もなかった。「俺は1日1分だけ本気を出せる」そう言って、向かってくる全生徒を18秒で沈め、種族に合わせた100点満点の指導も欠かさない。全てにおいて俺TUEEEな日々の連続であった。そんな中、オーガ族のシュテルは父の仇を討つ為にさらなる強さを求める。心打たれたジンは、死の淵に立たせることにより真の力に目覚めさせるという、最高の講義を施す。しかし、ここで1つ問題がーそれは仇討ちの相手が俺ってことだ!!世界を掌握した皇帝による学園決闘ファンタジーが始まる!
ダンジョンの罠でヌルヌルまみれのところを助けられた蝶野アイ。恩人である怜也を気に入ったアイは、積極的なアプローチでパーティーにも加わってしまう。一方、大胆でHな性格のアイの登場に椎奈は動揺を隠せない。しかもアイは「体育祭で怜也を賭けた勝負をしよう」と椎奈に宣言し、いよいよ三角関係はヒートアップ!! こうして迷宮学園の名物体育祭が始まったーーのだが、その裏では学園長の不穏な思惑が渦巻いていた!?
「合法的に生物を切るために、入学しました!」「アウトだ!!」ゲーマーの怜也が入学したのは世界で唯一ダンジョン攻略科のある迷宮学園。個性的(過ぎる)な仲間とともに難攻不落のダンジョン攻略に挑むが!?