著者 : 樫田レオ
銀月の夜、さよならを言う(1)銀月の夜、さよならを言う(1)
交通事故に遭うところを「高木茜」と名乗る女性に助けられた水原透流は、お礼をするため彼女を食事に誘う。そして意気投合した二人は、交際を重ね親密な関係を築いていくのだが、同時に透流は茜が時折覗かせる物憂げな表情に不安を覚えはじめる。透流はその気持ちを払拭しようと茜との愛を育もうとするが……。茜には透流が想像もできない大きな秘密が隠されていたーー。運命に翻弄される二人のあまりに愛おしく、あまりに切ない至極の純愛小説。
詩葉さんは別ノ詩を詠みはじめる(1)詩葉さんは別ノ詩を詠みはじめる(1)
大切な想いや言葉が形となった《迷い言》が視える藍川啓人は、数年前の事故で亡くした幼馴染、高森閑香の《迷い言》に出会う。事故の時、助けられず後悔していた啓人は、彼女の本当の想いを知るため《迷い言》の声を聞くことができる《伝え人》、梅ヶ枝詩葉の元へ連れて行くことに。そして詩葉の力を借りて、閑香が伝えられなかった最期の言葉を聞こうとするのだがーー。大切な人への想いを巡る、切なくて暖かく、そして少しほろ苦い感動の青春ストーリー。
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